2014年発行の企業のレポートを読みあさってるぞ。
と今月はじめに写真を撮ってupしたところ、
レポート作成に携わる方々から反応があり、
こんな資料を作って話をしに行ったりしている。
まだザッと目を通しながら仕分けをして、
特に目に付いたレポートにコメントしただけ。
せっかく読んでもらってるから続けてみる。
昨年あたりから一部の企業は、
従来のCSRレポートに財務情報を一緒に編集した
統合報告ってタイプのレポートに切り替える動きがある。
こうした潮流の中で、
この企業が率先して統合報告を作らないなんて…
と意識の低さに絶句してしまった企業がある。
サッポロホールディングスの生命線は、
安定的に高収益をキープし続ける不動産事業だ。
酒類事業の低迷期には「サッポロビル」と揶揄された。
にもかかわらず、
を読むと、売上データのみが掲載され、本質を惑わせる。
また都内各所で再開発が進む中、
恵比寿という街の魅力をいかに高めていくかが、
かなり重要な経営課題のはずだが記述が極めて少ない。
このCSRレポートから、いくつかの仮説が立てられる。
- 経営陣が酒類事業に比べて不動産事業を軽視
- 社内で「酒vs不動産」の対立が起きている
- 経営や財務に疎いCSR部が勝手に作ったレポート
申し訳ないけど悪いことしか思いつかないよ。。。
定量的な情報は探せばいくらでも手にすることができる。
だから企業の情報開示から定性的な情報を感じ取りたい。
情報が氾濫する時代こそ、感性が重要なんじゃないかな。
コメント
遅ればせながら読みました。ちょっとメインのところと違うところなのですが、目に留まったのが「感性が重要」という言葉。
最近勝手に、今後は「感性(センス)の時代」が到来する、とか言っていまして。
なんかデータを重んじる雰囲気がありますが、色々な事柄でデータが証明してきたことって、「人間がもともとそう思っていたことが、実証された」というケースが多いんですよね(逆もあるんですが)。
僕がいつも思うのは「人間の直観(感性)はあなどれない」ってことです。客観的事実も大事ではありますが、もっと「人の感性」ってやつを信じればいいんじゃないかなと思うわけです(それをデータが証明してくれたんですから)。膨大な時間と費用をかけて調査した結果、「思ってた通りでした」って感じですからね。
だから、レポートでも社長の肌感覚的なことをもっと言っていけばいいのにな、と思います。(まぁ、そんなものは信用できないという人が多いのは承知していますが)
金融市場のような偶然性の高い環境に身を置いていると、「論理」の先にある「直感」みたいなのが特別重要に感じるんですよ。
この辺の感覚を私はサッカーを例に説明しています。守備については論理の積み上げと確率論で精度を高められますが、攻撃は守備の論理を打ち破るひらめきや感性、そしてちょっとした偶然がカギ。だから他のスポーツと比べて番狂わせが起きやすい。
ビジネスの世界とは違うのかな。。。うーん、私はまともに働いたことか少ないのでなんとも言えないです。
※オマケ…古今東西の名言をかき集めてみたこともあります。
http://www.pixy10.org/archives/585550.html
おー、こういう感じでコメントをいただけるのですね。名言もありがとうございます。なんだか持論に自信がつきますね。