暑さも一段落した夏の終わり。
2人の芸術家との対話に刺激を受けた。
ミュージシャン
シェアハウスに引っ越して自分の部屋は四畳半。
不要なものを極限まで手放したおかげで、
以前よりも音楽に集中できるようになったという。
女性関係は変わらずお盛んなようだけど(笑)、
それを除けば禅僧みたいだね、なんて話をしつつ
- なぜ人は妬みの心を持つのか?
- なぜ人は名刺や肩書きにこだわるのか?
- なぜ人は目先のことしか考えられないのか?
- 本当の頭の良さとは何なのか?
人の知性の限界ともいうべきテーマを中心に、
お互いの実体験を話し続けて気が付けば1時間超。
食事もせずにこんなに話したのは久しぶりだった。
画家
私のことを師匠と呼んだりする方。一体なんで?
その謎を探るべく個展を訪ねて作品を見せてもらった。
絵画は感じるままに直感的に描くものかと思ったら、
意外にも論理の積み上げによって描くものなんだとか。
そしてそれを追求するうちに行き詰まりを感じ、
偶然を重視しながら、作風を変えていく過程で、
論理より直感や偶然を大切に!って私の考えに共鳴したみたい。
私にはまだ美術品の良し悪しを判断する眼はないけど、
なんかキレイと感じたのは偶然の美にまつわる作品だった。
私の頭の中
投資家として追い求め始めた世界を読み解く方法。
ここから得られた話題はビジネスの世界よりも、
上記のような芸術系の人と話が盛り上がることが多い。
私が組織からはみ出た人と気が合うだけなのかな。
それとも投資って突き詰めると芸術に近いのかな。
なんだかよく分からない。
たまにこうして関心事の広がりの推移を描いてみたりする。
1つだった中心が2つに増えたことで大きく枝が開いた。
そのことで遠ざかったもの、近づいたものがある。
このあたりの棚卸をやってみた方がいいのかもしれない。
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