東京国立博物館に「洛中洛外図屏風」を観に行ってきた。
人が多すぎて屏風にはどうにも近寄ることができず。。。
想像してたより小さいものなんだな、という程度の感想。
喧騒を逃れ、隣の建物に移るとガラガラ。
でもこっちのほうが断然おもしろかった!!!
縄文~江戸時代の名品展示の企画「日本美術の流れ」。
展示品を見ながら、なんか妙に納得したのが、
「日本はアジア文明の博物館になっている。いや博物館以上のものである。・・・この民族の不思議な天性は、古いものを失うことなしに新しいものを歓迎する生ける不二元論の精神をもって、過去の諸理想のすべての面に意を留めさせている。」
という岡倉天心の著書「東洋の理想」の一文。
たとえば中国では、歴史上、王朝が変わるたびに、
前王朝の文化は破壊のかぎりを尽くされてしまう。
だから日本にその面影が残されていたりするんだ。
世界地図を90度回転して歴史を捉える感覚が大切だね。
- 地図は動かして遊ぶもの(13/09/28)
ちなみに2013年は岡倉天心の没後100年。
私のブログもそんな後押しを受けて、
天心の著書「茶の本」を紹介した記事への来客が増加中。
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