金融商品の広告に登場した不思議なキャッチフレーズ。
「満期時の金融危機。インデックス投資で乗り切れますか?」
なるほど。
しかし考えが浅い。
個人投資家の運用期間に満期などないように思える。
株式の保有期間は「永久」が理想という名言もある。
「株式投資は単純明快です。誠実で有能な経営陣が率いる優れた企業を見つけ、その内在価値より安い価格で株を購入する。そして、永久に保有すればよいのです。」(ウォーレン・バフェット)
でも残念ながら、私たちの命には限りがある。
「死」という満期は思いがけず訪れてしまうのだ。
ついに行く 道とはかねて 聞きしかど 昨日今日とは 思はざりしを
(在原業平・古今和歌集861)
そしてその時が金融危機の時期に重なってしまったら…。
遺族に投資経験がなければ、安値で換金がオチだろう。
個々人の個性や才能に依存するアクティブ投資では…
でもインデックス投資であれば、運用を引き継ぐことができるのでは?
- インデックス運用は継承に意義がある(08/09/12)
そして3世代目には富裕層の仲間入り、というのが私の持論。
だから運用に満期がないのがインデックス投資の特徴なんだよ。
といっても、結婚してお子さんがいる投資家限定の話だけどね。
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