ここ一番に星を見つめる心の静けさ

藤原正彦・小川洋子「世にも美しい数学入門」って本を読んでいて、
アテネオリンピックでの室伏広治さんの話におぉー!、と感動した。
最後の投擲に入る前に、フィールドにあお向けになっていたことについて、
後のインタビューで「そのとき何を考えていたんですか?」と尋ねられ、
「星を見ていました。」って答えたらしい。なんて美しい!

その全文読みたいな、と検索してみたらブログで引用してる方を発見。
そのままコピペさせていただくと(※元は陸上競技マガジン2004年10月号)、

「何も考えていませんでした。5投目を終えて、フィールドに寝そべっていたとき、静かに自分に集中していました。人が見ていないところを見ていたんです。空を。観客は試合を見ています。空なんか見てないじゃないですか。人が、全然注目していないところには、やはり、こうエネルギーが集まっているんです。人が注目していないものというのには、エネルギーがあります。集中するときに僕は、たった1つのものとか、そういうものを大事にしています。みんなが見ていない空を見ていると、僕は1人になれる。集中できるんです。周りが明るいから、星も見えない。でも、ずっと見ていたら、1個、星が見えたんです。誰も、見ていない星、それを見ていました。自分から星を探したんじゃなくて、ぼうっとしていたら、星のほうから、飛び込んできたんです。自分から見るんじゃなくて、必要なものは向こうから飛び込んできます。待つというのが大事なんです。暗い中の光でした。それで「いける!」と確信して投げたんです。 」

注目されていないものを見つけてじっと待つ。
私もそういうの見つけられるといいな。もちろん株以外で(笑)

コメント

  1. 室伏さんの話私も感動しました。
    いいですよね

  2. まろ@管理人 より:

    小川洋子さんの本、結構好きで数冊読みました。
    でも一番好きなのは「化学の扉をノックする」って本だったりする変わり者です。

  3. レバレッジ君 より:

    藤原正彦氏の母、藤原てい氏が書いた『流れる星は生きている』もとても良い本ですよ。
    小川洋子さんのお薦めの本でもあります。

  4. まろ@管理人 より:

    お父さんも作家なんですよね(新田次郎)
    完全に文系の遺伝子から、理系の子が生まれる不思議。
    親の能力なんてものは子供に遺伝しないものなのかも。