ラッセル「幸福論」-仕事(14章)

もし私が大学卒業後、働き続けていたら、ちょうど10年間になるはず。
でも実際にはこの間、ちゃんと働いていたのは、5,6年かな。
だから私には、仕事について語る資格はないけど…

量が過多でないかぎり、どんなに退屈な仕事さえ、たいていの人びとにとっては無為ほどに苦痛ではない。・・・仕事は、何をすべきかを決定する必要なしに一日のかなり多くの時間を満たしてくれる。」P230

仕事をしていれば、休日になったときにそれがずっと楽しいものになる。」P231

「早期リタイアが目標」なんてことを、軽々しく口にする人がいたりする。
でも、自由は猛獣のように、扱いが難しいものなんだ。

私が先月から突然、仕事をはじめたことを不思議がる人もいるけど、
その心は、ラッセルの説く、この話に近いものがある。
付け加えるなら、年初に体調を崩して、なかなか元に戻らないから、
仕事をして規則正しい生活をしたらどうかな?と期待を込めたんだ。

でも、ラッセルは消極的な側面ばかりから、幸福を説いているわけではない。
継続して何かに打ち込むことが、人の幸福につながることに着目し、

目的の持続性ということは、結局、幸福の最も本質的な成分の1つであるが、たいていの人びとの場合、これは主として仕事を通して得られる。」P232

話をまとめるなら、
一生続けられて、苦痛にならない程度の仕事を探すことが大切?
でも、それってものすごく難しいことだよね。

そういえば「学習の高速道路論」で、「好きを貫く」なんてキーワードが…

>>>つづく

ラッセル幸福論 (岩波文庫) ラッセル幸福論 (岩波文庫)
(1991/03/18)
B. ラッセル
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