万葉集 令和の宴会後、大伴旅人が詠んだ梅歌四首 現在の元号「令和」は、太宰府、大伴旅人の館で開かれた宴会の様子が描かれた、「万葉集」巻五「梅花歌三十二首ならびに序」の序文から取られたことは有名。 梅の季節ということで、その梅の和歌32首に目を通して... 2021.02.14 万葉集
新古今和歌集 梅と香と袖の連環/業平「梅の花香をのみ袖にとどめおきて」 伊勢物語の第4段の和歌といえば、古今和歌集の恋五の巻頭にも採られた一首が有名。 月やあらぬ 春や昔の 春ならぬ わが身ひとつは もとの身にして 一般的に目にする伊勢物語は藤原定家(1162〜1241)... 2021.02.10 新古今和歌集
古今和歌集 古今集「誰が袖ふれし宿の梅」とお香の文化 妻がお香をもらって、「たがそで?」「こきんしゅんじょう?」と何やら調べているので、もしや?と思ったら、 色よりも 香こそあはれと 思ほゆれ 誰が袖ふれし 宿の梅ぞも 古今和歌集・春歌上巻の和歌の話だっ... 2021.02.08 古今和歌集
日本の美意識 菅原道真の梅は飛び、桜は飛ばず? 和歌に詠われる春の花が梅から桜へ移る頃に、 梅を愛した菅原道真が政争に敗れ、都落ちをする。 菅原道真/梅が桜に変わる頃に 屋敷内の梅の木との別れを惜しんで詠んだ歌は、 後に主人を慕って梅の木が太宰府ま... 2016.01.24 日本の美意識
日本の美意識 菅原道真/梅が桜に変わる頃に 古代の日本で「春の花」と言えば「梅」だった。 いつごろ日本の関心が梅から桜へ移っていったのか。 和歌の世界では8世紀中頃の万葉集では桜より梅の歌が多く、 古今和歌集(905年)になると春の主役は桜に変... 2013.01.12 日本の美意識
日本の美意識 雪裏の梅花只一枝なり/道元「正法眼蔵」 前回、紹介した菅原道真の漢詩「月夜見梅花」から、ふと連環。 道元の「正法眼蔵」には「梅華」と題した章がある。 中国に禅を学びに行った際に耳にした、 「瞿曇、眼晴を打失する時、雪裏の梅花只一枝なり。」 ... 2012.03.29 日本の美意識