スパークス・グループの事業と社会性の両立

この記事は約2分で読めます。

先日、スパークスさんにお話しを伺いに行った。

スパークスamが今春、帝国繊維につきつけたガバナンス改善の要求のような、
スチュワードシップ・コードに基づく「目的を持った対話(エンゲージメント)」
に関心を持ち、他の事例について教えていただくのがもともとの趣旨だった。

SRI(社会的責任投資)の延長としてのESG投資、エンゲージメントと捉える向きには、
スパークスの行動が理解されていないように感じ、どうしたらいいのかなと。

ガバナンス(G)に問題がある会社に環境(E)・社会(S)的な要求をしても、
それは順番が違うだろう!というのは投資家なら誰もが分かる話。
でもいまだにホリエモンや村上ファンドの亡霊から逃れられないということだろうか

ならば評価する立場(投資家)ではなく、評価される立場(上場企業)としての
スパークスの事業と社会性の両立に着目してみるのはどうだろう。

スパークスのファンドを通じた再生可能エネルギー事業への投資は、
東京都の官民連携インフラファンドの話もあり、ご存じの方も多いだろう。
※先日、福島県南相馬の太陽光発電事業への投資も決まったそうだ(東京都の報道発表)。

このほかにもいろいろとご紹介いただいたなかで、
こんなこともやってたんだ、と興味を持った話をメモしておく。

被災地のコンテナホテル投資

ファンドを通じて復興に携わる人の宿泊施設を設立。投資家には年率5%のリターン。

医師の独立を支援する投資

開業にあたり病院新築・医療機器の購入資金をファンドを通じて支援。

日本版スチュワードシップ・コードができてから、
投資家が上場企業にモノ申す!という部分に注目が集まりがちだ。

でもそういう投資家自身はどうなのだ?
運用会社は他社に意見ができるような経営ができているのだろうか?
上記のように運用会社の事業と社会性の両立に着目するのも大切だろう。

コメント