去る5月25日(木)8:00~開催された
スパークス・アセット・マネジメントの社内勉強会
「バフェット・クラブ」を見学させていただいた。
個人投資家に社内勉強会を公開しようという同社の試みはもちろん、
平日の朝ということで仕事を休んでまで参加されていた、
rennyさんとm@さんの熱意にも頭が下がりました。
メディア産業のケーススタディ
投資家として最も判断力が優れていた時期のバフェットが投資した
- ワシントン・ポスト
- キャピタル・シティーズ(後にディズニーが買収)
への投資の成功要因を、当時の政治的・経済的な要因を含め分析・議論し、
日本の放送業界にも話を広げていくという内容だった。
参加していた社員は30名程度だから全社員の3分の1くらいだろうか。
この勉強会の教科書なのか、ハグストロームの本を手にした社員が何人かいた。
経営関係の大学院の講義ではケーススタディが多く用いられるが、
現場を知る人間にとっては気だるい内容であることも多い。
当たり前のことだけどスパークスの勉強会の方が何倍も実践的だった。
この勉強会に無料で参加できる社員がうらやましい。
阿部社長のメッセージ
今回の勉強会で阿部社長が伝えたかったことは何か?
私なりにまとめてみると次の2点かな。
阿部社長の見立てではバフェットの判断力はここ10年低下しており、
上記の2社をはじめ、コカ・コーラに運用資産の3分の1を投資した
1980年代が投資家としてのピーク。この頃のバフェットに学べ!
バフェットは初めてブランドを貨幣価値に置き換えた投資家だ。
彼に近づくためにはドラッカーが「現代の経営」で説いたように、
すでに起こった未来を探し、新たな産業地図を造るのは誰なのか見抜け!
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