話が意味不明の専門家? その人はエセ専門家。

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ある分野について学んでいるが、専門家の話が理解できない。
まだ私自身の勉強不足ということなのか?

そんな悩みを聞くと、だいたい次のどちらかなのだが、

  • 実際に本人の勉強不足
  • 見栄を張るために難しい言葉を使っているエセ専門家に遭遇した

勉強不足を反省するくらいの人の場合は後者だろう。

専門家とは本来、その分野を深く理解しているがゆえに、
誰もが分かる言葉で伝えることができる人のことを指すものだ。

専門用語の羅列は軽薄の証

これは2006年にイグノーベル賞を受賞した論文だが、

ありふれた言葉で表現できるのに、専門用語を使ってしまうと、
知性が乏しく、信憑性が低いとみなされることを示している。

ゆえにある程度学んでも、本当の専門家の言うことが意味不明なら、
上っ面の専門用語だけ並べていれば専門家と呼ばれてしまう、
深く学ぶ価値のない分野だと切り捨ててしまってもいいだろう。

言葉が分かる人同士が寄り添う閉鎖的な世界から、
魅力的なものは生まれることは決してないのだから。

漢字の知識が自慢だった頃

兼好法師「徒然草」にこんな一節がある。

「寺院の号、さらぬ万の物にも、名をつくる事、昔の人は少しも求めず。ただありのままに、安くつけけるなり。この頃は、深く案じ、才覚をあらわさんとしたる様に聞こゆる、いとむつかし。人の名も、目慣れぬ文字を付かんとする、益なき事なり。何事も、珍らしき事を求め、異説を好むは、浅才の人の必ずある事なりとぞ。」

寺院の名前をはじめ、何かに名前をつけるときには、
昔は小賢しいことはせず、ありのままにつけたものだった。
でも最近は自分の才覚を示そうとした命名が多く、嫌な風潮だ。
人の名前にも見慣れない漢字をつけるのは無意味である。
何事にも珍しさを求めるのは、無教養な人間のすることだよ。

おそらく難しい漢字を知っていることが自慢になった時代の話。
自分を賢く見せようとしたがるのが人間の性のようだ。

最後にオマケで兼好法師が真の専門家について説いた一節は、

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