人工知能・ボトムアップ型とトップダウン型

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最近、人工知能の議論が広まるにつれて、
なんだかよく分からない話をはじめる人も増えてきた。

先日は「シンギュラリティ」を切り口に頭を整理してみたが、
より分かりやすい整理の仕方をアニメの中に見つけたのでメモ。

ソードアート・オンライン アリシゼーション」の第6話で、
人工知能をトップダウン型とボトムアップ型に分けて、
以下のような解説がされていた。

  • トップダウン型…プログラムに知識と経験を積ませ、学習によって最終的に本物の知性へと近づけようというもの。現在、人工知能と呼ばれるもののほぼすべてがトップダウン型。
  • ボトムアップ型…脳細胞が一千億個連結された生体器官の構造そのものを人工的に再現し、そこに知性を発生させようという考え方。

自分なりに図解し直すと、こんな感じだろうか。

現状は演算能力にものを言わせ、大量のデータからの機械学習することで、
人間の脳に近づけようとするトップダウン型の開発が進んでいるのみ。

でもおそらく脳科学の進展により可能となるボトムアップ型は未開拓で、
真の知性を人工的に再現するには、両面の融合が必要なのだろう。

その後の学び

コメント

  1. とある大学院生 より:

    機械学習はたしかに統計的に大量のデータを与えて学習させているが、人工知能とは深層学習のような機械学習だけでなく、少ない世代数で学習する進化計算やより高度な感性脳情報科学などもあるため、大量のデータを与えるのが人工知能とするのは誤解を生むと思う