今年2月にオープンのフレンチ「Takumi」。
29歳のシェフ、大槻卓伺さんのアイデアに感銘を受けた。
お店のコンセプトは、
組み合わせの妙を正確に理解し、楽しめるレストラン
料理が運ばれてくる前に、その一皿の説明書とともに、
料理に使用した調味料などの小瓶が並べられる。
できあがりを待つ間に香りとともに、どんな一皿か想像して楽しむ。
たとえばメインの肉料理ならこんな感じ。
この説明書によりレストランでの次のようなモヤモヤが解消される。
- 説明は聞きたいができたてをすぐに食べたい!という食い意地との葛藤。
- 食べている途中でこの味、調理法は一体?と疑問に思っても尋ねられない。
- 料理の説明がテーブルごとに少しずつ違ったりする。
懐石料理のカウンターであればご主人が目の前に、ということが多いが、
レストランではシェフは厨房でフロアは別の方というのが一般的。
だから料理本来の魅力が正しく伝わらない可能性がある。
これらを解決した料理の説明書きを事前に読ませるという方法。
ありそうでなかった斬新なアイデアが素晴らしかった。
いかに顧客へ想いを届けるか?
なぜか忘れられることがある、ビジネスの基本を再認識させられたのだった。
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