トランプ関税について雑感

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4月2日トランプ大統領の相互関税発表から、株価がお祭り状態。
先週は旅に出ていたから、遠目にしか見ていなかったけど、
今週から「ついに出番が来たー!」と投資家として目を覚ました。

4月8日時点で投資家にとって最も厳しい捉え方をすると、

  • 経済よりも安全保障や地政学が重視される時代に移っている。その延長線上にトランプ関税があり、狂った政策とは言い切れない。
  • トランプ大統領の在任期間中だけの例外的な出来事と考えないほうがよい。
  • 世界経済のあり方を変える大実験と捉えるべきかも。経済史において1971年のニクソン・ショック以来の歴史的な大事件か?
  • 思わぬ形で「脱成長」への転換点になる可能性。世界経済の成長に乗っかるだけのラクチンな投資法の終焉。

仮に関税は本気ではなく、交渉次第で撤回するつもり等、
楽観的に見積もったとしても、短期の祭りで終わらないはず。

個人的には「なんだこれ? 訳わからん?」と頭を抱えながら、
投資と戯れるのは充実した時間なので、今の状況を楽しみたい。

ちょうど桜が満開の時期なので、
ふと伊勢物語82段のやり取りが思い浮かんだ。

世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし

これに対する返歌。

散ればこそ いとど桜は めでたけれ 憂き世になにか 久しかるべき

私の中では株価も桜。

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