株式投資をはじめた当初は、お金を殖やすことが最大の目的。
就職活動の時期が就職氷河期と呼ばれた時代にあたり撃沈。
株式投資で世間を見返してやる!という意気込みだった。
それから約5年経って、このブログをはじめた時、
「株式投資を通じて世の中を学んで楽しむ」
という想いを短縮した「投資を楽しむ♪」をタイトルに付けた。
この時すでにお金が唯一最大の関心ではなくなっていたが、
最初の約10年は投資に関連する分野の専門性を探求するのみ。
でも探求が行き過ぎて、MBAにまで突入した時に気が付いたこと。
専門性の探求だけでは、世界を読み解くことができない!
たぶんこの時に自らの知的好奇心に気が付いたのだと思う。
この世界を理解したい!
投資はそのための手段のひとつにすぎない。
その頃から上記のように関心事が広がり続けていった。
そしてこれらの関心事を組み合わせて「問い」を立て、
世界を読み解く方法を追い求めるようになった。
- 目の前の事象は偶然にすぎないのか?(哲学、量子力学、遺伝、確率・統計)
- 時間とは何か? 時は流れているのか?(宇宙物理学、哲学、禅)
- 私たちの意識や記憶はどこにあるのか?(脳科学、進化心理学)
- 善悪の間に線を引くことはできるのか?(哲学、社会学)
- 資本主義はどこへゆくのか?(経済学、歴史、宗教、進化生物学)
- 私たちの日本はどういう国なのか?(歴史、文化)
- 美味はどのように生まれるのか?(食文化、脳科学)
不思議なのは一見すると投資と無関係の思索を深めるほど、
投資リターンが向上していったような実感があること。
遠回りしているようで、当初の目的達成が容易になった。
こうした私の投資家人生は、再現性があるかどうかはわからない。
でも世界を理解するための方法のひとつとして投資を利用する。
そんな捉え方ができれば、人生がより豊かになると思うよ。
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