今春20歳になる人が、60歳になるまで国民年金保険料を払い続けるのと、
保険料を払わずに自分で複利運用するのとどっちが得か?なんとなく計算。
まず、ちゃんと保険料を納めると、納付総額は約800万円。
そうすると、65歳から死ぬまで年金792,100円がもらえる。(ことになっている)
さて、自分で運用して、65歳になった時の年金総額(=表の自分年金総額)から、
毎年792,100円を使うとすると、何年分あるのか? 計算データの残骸
自分年金総額 | 何年分? | 使い切る | |
1%複利 | 10,344,911円 | 13年 | 78歳 |
2%複利 | 13,521,914円 | 17年 | 82歳 |
3%複利 | 17,844,172円 | 22.5年 | 87歳 |
4%複利 | 23,757,154円 | 30年 | 95歳 |
5%複利 | 31,884,896円 | 40年 | 105歳 |
平均寿命が今後も伸びていくのなら、国民年金に頼るのも損にはならなそう。
逆にずーっとゼロ金利が続いていることを考えると、国は年金払いすぎ。
・年金支払い開始年齢を上げる
・年金額を減らす
・国民年金保険料を2017年以降も改定する
・他の税収から補てんする
といった政策が必要なわけで、ここまで考えると、損得が分からなくなる…
個人的には、学生で保険料免除の申請するかどうか迷っていたんだけど、
資産運用という観点だけから見ても悪くないから、納めることに決めた。
コメント
国民年金も厚生年金も、国が絡んでいるから、将来ちゃんと支払われるんかい?と疑問な点もありますわ。
一方、別の見方もあります。まず、支払った掛金”全額”が所得控除される。戻ってくる税金がザックリ、10%くらい?また、支払っていた本人が死亡した場合、遺族年金(妻子、子供は18まで)、ケガで体が不自由になった場合、障害者年金も支払われます。”老後の年金”だけじゃなく、損害保険金、死亡保険金的な側面もある。
さらに、まろさんにとっても、もしかしたら利用価値があるかもしれない企業型、個人型401K。これの加入資格は、「国民年金加入者(会社員は厚生年金と国民年金、2階建てで自動的に401K利用資格がある)!」。この401Kも掛金”全額”が所得控除される。このメリットを受けるためには「国民年金」に加入していないと不可。因みに、この401K売却益、配当とかも退職金&年金扱いで非課税のメリットもある。デメリットは”特別法人税”がどうなるかだが。
最近になって、個人型401Kでも信託報酬手数料、0.2~0.3%台の企業型並みに有利な金融機関もあります。興味があれば連絡ください。
参考まで
純粋に運用することだけを考えて、国民年金払っても良いくらいだから、社会保険料控除や障害年金も加えれば、国民年金を払わない理由がないんですよね。事務所のお客さんで払ってない人結構いるんですよ。どういう説明をすれば払ってくれるのか?と考えても、もうすぐ私が事務所やめちゃうからなんか説得力ないのが残念です。
401Kといえば、インデックス運用するなら401K以外私には考えられないけど(信託報酬激安)、なんか世間の評価は違うような??
まろさんが加入するとすれば、個人型ですよね?企業型だと、例えば、外国株式インデックスでも0.1%台のETF級のものもあります(↓)。
http://ita.daiwa-fc.co.jp/ITAS/IND/7931204B.html
但し、これは超巨大企業、大口顧客用!恐らくNTTとかJRとかトヨタとか従業員5万人、10万人クラス?小生、以前加入していた企業型では0.25%前後でした。今までだと、個人型401K、粗略な扱い。下手糞な運用のアクテフィブ投信しかないとか、インデックス投信があっても0.6~1%と一般販売と同じようなものしかありませんでした。ところが、ここ1,2年で劇的に状況が改善。
http://renny.jugem.jp/?cid=25
http://nanpinman.blog.so-net.ne.jp/2008-09-02
http://nanpinman.blog.so-net.ne.jp/2008-09-10
(一覧表、↑)
どちらのブログも、ネタのタレこみ、発信元は”Werder Bremen(笑)!”。注目は”鹿児島銀行!”。国内外の株式&債券インデックス、4本とも0.2~0.3%台で企業型401K並みの低信託報酬手数料!ダークホースはSBI・401Kで個別株、この春から取り扱い(↓)。
http://www.benefit401k.com/company/news_20080725.html
>・・・(信託報酬激安)、なんか世間の評価は違うような??
知らない人が多かっただけ?コッソリ、あるんですよ!本来、個人型401Kの相談を受ける、知っていて当然のFPですら、知らない人が多かった(笑)???
ではでは
Werder Bremen さんって本当にいろいろ詳しいですよね。
鹿児島銀行なんて存在すら知らなかったですから(笑)
なんでブログ書いてくれないのかなーっていつも思います。いろんなところのコメントを集めて貼るだけでも、私のブログよりも全然価値あるものができるのに…。
マニアな情報(鹿銀・個人型401K)、気に入ってもらえましたか(笑)?Rennyさん、nanpinmanさん達にネタのタレこみした後、FC2チャンネルでも話題に。その後、ネット検索で上記2ブログが引っ掛かり鹿銀に問い合わせが殺到した?いつの間にか「信託報酬手数料一覧表(PDF)」がHPにUPされていました。まろさんも多分、信託報酬手数料に関して「企業型は有利。個人型は不利。」と思っていたのでは?以前のネタ、「持続可能な100社」もそう。皆の知らない”穴”、”裏”、”抜け道”は有るものです。
401Kもある意味”抜け道”、税金に関して。塩爺非課税枠も外債非課税枠も。使える方法は使い倒せるだけ使い倒したほうがよい。同じ”資産運用”でも税金が丸々、「無税」になるとデカイのよ。まろさんは税理士事務所に勤めているんだから「節税」の指南が仕事。その”有難み”よく知っているハズ。税金減らして、中小企業の利益増やせ。個人投資家も”節税”を上手く使って利益増やせ(笑)!
ブログは無理。コメントに「うざい、あっち行け」でブログ荒れちゃう(笑)。
但し、特別法人税のこと、知っているでしょ?あれだけは忘れないでね、もし個人型401Kやるなら。将来の税制変更、考えてもどうにもならないけど。そんなこと言ったら投資なんて何もできない?
本当に正当な中小企業の節税はあんまりないかも。社長の自宅を会社名義に変えて、少人数私募債発行して給与所得を利子所得に変えるくらいかな。でもそれもちゃんとした会社じゃないとできないし…。世間一般で言われている中小企業の節税手法は、脱税に近いものが多かったりします。
その一方、日本の個人の投資税制は、タックスヘイブン状態。海外口座開いて無税になった気でいる日本人は頭が変です。
特別法人税のことを考えると、401Kよりも国民年金基金かな? でも401kの方だけ特別法人税課するのも変だから廃止されるんじゃないかと…。
>・・・脱税に近いものが多かったりします。
これは、一般庶民が知りえない、当事者しか知らない”裏”話しですね(笑)。
>海外口座開いて無税になった気でいる日本人は頭が変です。
これは、居住者、非居住者の問題ですね?日本に住んでいたなら国内法で課税。ヘッジファンドを海外で購入して売却益が出れば”雑所得”でFXのように重税?
>特別法人税のことを考えると、401Kよりも国民年金基金かな?
実は「国民年金基金」、民間生保の”逆ざや”→”破綻”みたいな話が・・・。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1114140331
http://www.npfa.or.jp/jigyo/finance/index.html
なんか書いたつもりだったのに、ちゃんと書いてなかった部分。(ボケたかな???)
"日本の個人の投資税制は、株の売却益10%、債券の売却0%、すでにタックスヘイブンなのに、無税を求めて?ケイマン諸島やマン島やらに口座を開こうとする。海外口座での運用によってあがった所得は、利子、配当、株や投信の譲渡益など、 日本で運用した場合と全く同じ所得区分で課税なのに…。"
なので海外口座でヘッジファンドなら雑所得じゃなくて譲渡所得になります。ただし外貨送金の部分は雑所得。ちなみに海外口座の所得についてはきちんと日本語訳した書面を付けて確定申告しなさい、という税務署側が勝手に決めた不文律もあるみたいです。利子がついても利子所得で総合課税。海外口座なんて税金から見ると、やってられん代物です。
国民年金基金は天下り先(ですよね?)だから、あっけなく潰れる可能性もあるわけですね。というかご紹介の運用状況ページから推測すると、今現在で資産状況ですでに破綻してるかも?