うまく言えないんだけど、日本に集中投資するとか、そういう野暮な話じゃなくて、
ものすごく日本にこだわらなきゃいけないような、よく分からない切迫感がある。
そうなると、私にとって重要人物の1人として、松岡正剛さんは外せない。
講演会があることを偶然知って(前の日に丸の内オアゾの丸善でチラシ発見!)、
キヤノンの株主総会の後、明治大学に飛んだのだ♪ なぜ早稲田じゃないの???
講演の詳細は、むずかしくてうまくまとめられないのだけど、ポイントは
「日本の内と外との際(きわ)または間が、どのようにうつろっていったのか」
簡単に言うと「日本が外から取り入れたものの変遷を広い視点で見る」かな。
そして「外から取り入れて、別のものに変えて、やめる」が日本の特徴。
代表例は戦国時代の鉄砲やキリスト教。もっと古くは漢字もこれに該当する。
また日本が内と外との境界線で揺れていた明治時代にも注目せよと。
とくに新渡戸稲造が「武士道」を書いた1900年(明治33年)前後が重要。
内と外との境界線で悩み、揺れ動くなかで、独自のものを生み出したのが日本?
だとすると、最近の日本は自信をなくして、外のものも鵜呑みにしすぎてないか?
と言いたくなってしまうものだけど、自分よりも下の世代に目を向ければ、
何か新しいものが生まれてきそうな、すでに生まれているような。。。
とりあえず松岡さんの本はすでに7冊読んだけど、もっともっと読んでみよう♪
○○専門家、とか大局観のない研究者が増える中、とっても貴重な存在だから。
日本を書いた本では、今のところこれが一番おすすめ。
日本という方法―おもかげ・うつろいの文化 (2006/09) 松岡 正剛 商品詳細を見る |
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