川勝平太氏は「美の国 日本をつくる」の中で、
「日本の歴史をみると、戦争のような社会混乱が終わると、しばらくは人口が急激に増えるが、社会に平和が戻り、生活が安定すると、今度は増加率が急減して、やがて、人口は安定化する。」を前提に話を進める。
また現在の少子化の原因は「これまで社会的に劣位であった女性が、それをくつがえすために、仕事に傾きがちで、仕事と子育てを両立させるのがまだ難しいため」にある。
「2035年になると、65歳以下の働き手すべての年齢で、女性と男性との学歴に差がなくなる」から2035年までの間に出生率が上昇し始める。
平和が長く続いた江戸時代「世帯規模が4~5人」で落ち着いたので、結婚している女性は2~3人の子供を産むようになるだろう。
というようなことが書かれている。
女性の社会的地位が向上するにつれて少子化も止まるだろう、って意見だった。
うーん、でも少し前に読んだ、お医者さんが書いた人口論の方が面白いな。
それに歴史学的な視点だと、晩婚化や非婚化を考慮に入れらんないしなぁ。
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