今年のワールドカップも前回に続き、日本代表にはまるで熱くなれない。
オシム監督が元気でいてくれたら、こんなはずでは…、という悲しみをむねに、
当時の通訳、千田善さんの著書「オシムの伝言」を読んでいる。
その中から今後の日本を考える上で、ヒントになりそうな言葉を1つ。
「日本には、日本が豊かであることを逆にコンプレックスに感じている者がいる。ハングリー精神で勝てるなら、貧しい国ほど強いということになる。しかし、経済的に恵まれ、何でも選べる中からあえてプロを選んだ日本の選手には、サッカーをする喜びがまだある。そこには欧州のカネまみれのサッカーより、ずっといいと私は思う。」P68
日本は鎖国をしていた江戸時代を除く、ほぼすべての時代において、
真理は常に外国にあり、ダメな日本は外から学び続けるべき、というスタンスの国。
でも、日本独自の価値観を大切にしてもいいんじゃないかな?
代表監督在任中、「日本らしい」サッカーを追い求めたオシム監督のこの言葉に、
いろいろ考えさせられて、もっと書いてみたい気がするけど頭がまとまらず、
とりあえず今日のところはメモだけで。
コメント
よくオシムは日本のことを「天国」と表現しますね?
銃がないからなのとサポーターが欧州に比べたら短気志向ではないのと欧州みたいに結果とカネまみれな世界じゃないからなんでしょうが・・・。
もしもオシムが倒れなかったら・・・と心の中では思ってしまいますね
ところでこちらはどうですか?(自分は未読ですが)
「ゴールは偶然の産物ではない~FCバルセロナ流世界最強マネジメント~」
300億円もの負債を抱えて破綻寸前だったFCバルセロナをわずか4年で再生した経営戦略なんか興味深いです
あ、分かった♪
オシムさんが日本の話をするときの感じは、幕末に来日した外国人の話に似てるから、何かがひっかかるんだ。
バルセロナの本は70ページくらい読み終えました。大学院でも経営戦略の授業がありますが、アメリカからの輸入物でなじみのない企業の話が多く、???なことが多いですが、この本は題材が身近なだけに分かりやすいです。