2013年度(2013年4月~2014年3月)における、
JR東日本の各駅の乗車人員が発表されたことで、
こんな記事がダイヤモンド社のサイトに載っていた。
東急渋谷駅が地下へ移ったのが2013年3月だから、
JR渋谷駅の乗客人数に影響が出る初めてのデータ。
1日に渋谷駅から電車に乗る人数は、
- 2012年度…412,009人
- 2013年度…378,539人(33,740人減少)
その影響はやはり渋谷駅のダンジョン化だろう。
すでに東京駅、新宿駅と共に都心の3大ダンジョンだったが、
銀座線(4F)から東横・副都心線(B5F)までの9階層となり、
東横・副都心線のホームのどこかにラスボスがいるはず…
と思えるような最強のダンジョン駅になってしまった。
もちろん昨年のダンジョン化が衝撃的だったけど、
長い目で見るとリーマンショック前の2007年をピークに、
JR渋谷駅の乗客人数は右肩下がりになっている。
駅の構造だけの問題ではない街の魅力の低下が見てとれる。
20世紀後半は10代の街だった渋谷。
2000年代はオフィスビルやホテルの開業も目立つ。
少子化の流れを受けて世代の幅を広げるって計画かな。
でも他の街との比較で魅力がなくなっていっているのかも。
だから東急渋谷駅の地下化の位置付けは、
徐々に魅力が低下していた渋谷という街にトドメを刺した!
ってなところではないかと思う。
【オマケ】
本来、東急電鉄の乗客データも参考に分析したいけど、
東急のホームページに注意書きがあり、
「他社線との相互乗換人員及び相互直通運転による通過人員を含みます。」
これでは乗り降りしない人が含まれるから使い物にならない。
【オマケ2】
東急と西武が戦っていた頃は渋谷は元気だった。
実は私、渋谷の歴史を研究したことがあったりする。
コメント