目黒駅から池尻大橋駅を目指して目黒川沿いをお散歩。
Googleマップでは徒歩50分くらいと表示されたけど、
中目黒駅周辺が混み合っていて約70分の旅になった。
川沿いにソメイヨシノ(染井吉野)がたくさん植えられていて、
途中の橋で写真を撮るとこんな感じで折り重なるように桜。
ちなみに先日、出版した本には書かなかったけど、
桜の和歌を詠んだ人々が見ていた桜はソメイヨシノじゃないんだ。
ソメイヨシノは江戸時代の染井村(今の巣鴨)で開発された品種。
平安時代の文芸人が見ていたのはヤマザクラ(山桜)。
※東京だと新宿御苑でいろんな品種の桜が見られるよ。
ヤマザクラのように自生の品種は寿命が長いけど、
園芸用に開発されたソメイヨシノは70年ほどで寿命が来てしまう。
ちょうど私たち人間と同じくらいの寿命なんだ。
ちなみに目黒川沿いの桜の約半分が今、樹齢50年なんだって。
10年以内に植替えを進めないと、こんな光景は見れなくなっちゃう。
目黒区では今月から「目黒のサクラ基金」を設置し寄付を受付中。
今、花を咲かせるソメイヨシノは戦後~高度成長期に植えられた桜。
全国で桜の寿命問題が起きつつあるんじゃないかな。
文明の進歩により、食材では四季が捉えづらくなってきた。
だから春には桜が咲いていて欲しい。私も寄付をしようかな。
【追伸】
目黒のサクラ基金のWebサイトの情報があまりに少ないので、
目黒区・都市整備部みどりと公園課に確認してみた。
正式な事業計画が策定されるのは2015年3月頃とのこと。
来年、取材した上で、寄付を検討しよう。
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