日本の正月は「歳神(年神)」を迎え入れるための行事だ。
やってきた歳神が御魂(その年の命)を配ることにより、
人は1歳年をとり、1年間健やかに暮らすことができる。
なんて話が伝わる地域が多いらしい。
家の外には門松やしめ飾りで神の来訪を歓迎し、
家の中には恵方棚をつくって、席を「空けておく」。
神社も神様がときおり訪れるための仮の宿であるように、
「空っぽ」にすることで、神と出会える可能性を演出する。
このように「神」と「空(から)」との関係は深い。
こうした日本の伝統は、今では関心が薄れてきている。
でも「アイデア」や「幸運」といった神様を迎えるヒントでは?
と捉え直してみると、なんだか興味がわいてくる。
「いい仕事をするには勤勉でなければならない。だが、偉大な仕事をするには、勤勉であると同時に怠惰でもあらねばならない。」
--- ヘンリー・ウォード・ビーチャー
経済的な合理性・効率性の追求で、余裕を失った人や企業は、
積み重ねの上に成り立つ「いい」仕事しかできない。
でも未来を創る「偉大な」仕事は、これまでとは非連続の革新であり、
それには「アイデア」や「幸運」という神の降臨が不可欠だ。
そして神を迎えるために「遊び」のスペースを空けて準備する。
「人間は文字通り人間であるときだけ遊んでいるのであって、遊んでいるところでだけ真の人間なのだ。」
--- フリードリヒ・フォン・シラー
私にとっての「遊び」は、心のままに「数寄」を貫く余裕を持つこと。
そうすることで、豊かな人生を送ることができると信じて進んでみる。
って調子で2014年をはじめてみよう♪
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