専門性の追求を離れ、気ままに知の冒険を楽しむ日々。
当初は投資家として大局観や大局的な思考法の獲得が目的だった。
「全体を判断する目とは、大局観である。1つの場面で、今はどういう状況で、これから先どうしたらいいのか、そういう状況判断ができる力だ。本質を見抜く力と言ってもいい。」(羽生善治「決断力」P62)
「大局的な思考をするには、さまざまな要素を相互のつながり方や、そのつながりの推移を含めて見ることが必要になる。」(カスパロフ「決定力を鍛える」P342)
投資を中心に専門性を高めることを意識していた段階から、
好奇心のビッグバンが起きたきっかけは大学院進学かな。
経済系の分野では欧米ばかりを崇拝していて、
日本にこだわらなきゃいけないような切迫感をおぼえたから。
専門性の追求だけじゃ世界を読み解くことができないとも感じた。
こんな感じに大きく関心分野を広げていった訳だけど、
その原動力は「お金になるかどうか」の価値判断を捨てたこと。
今は1つの専門分野を追求した方がお金になる時代だからね。
私が目指していた「隠遁」は、すでにここにあるのかも。
こうしているうちに最近ふと思うこと。
無関係に思われる2つの分野を結びつけることで…
こんな「対角線の思考法」を意識してみようかなと。
これがどう役立つかは特に考えていないけど、
「一見して馬鹿げていないアイデアは見込みがない。」(アインシュタイン)
「月並みなやり方をするくらいなら、自分のアイデアと共に心中した方がマシだ。」(ヨハン・クライフ)
ってなわけで、これからも好奇心全開で生きていきたい。
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