鎌倉投信の「まごころ」は負の金融史への挑戦

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訳あって、鎌倉投信について頭の整理を進めている。

会社の志として3つの「わ」(和・輪・話)が掲げられており、

私なりに描いて、キーワードを配置してみると…



中心となるコンセプトはやはり「まごころ」だろう。

投資哲学:投資は「まごころ」であり金融は「まごころ」の循環。

ここまで「こころ」を前面に出すのは極端な気もする。

ただ、新しい仕組み・商品が現れては堕ちる、

悪しき金融の歴史的背景が鎌倉投信を生んだのかもしれない。

サブプライムローンも当初は低所得者層の夢を叶える仕組みだった。

「儲かりそう」と目をつけた投資家と金融機関が規模を拡大しすぎて、

本来対象とならない人にまで融資が広がり、やがて破綻。。。

「社会形成」と「資産形成」の2軸だけで金融を捉えていては、

節度を失い、やがて暴走するか、形骸化してしまう


いい加減にこんな愚かなくり返しから抜け出さないとダメ!

その答えの1つとして鎌倉投信が提案した新たな軸が「心の形成」。

投資の果実=資産形成×社会形成×心の形成

キレイごとで飾りすぎておかしくない?という考えもあるだろう。

でも負の連鎖を断ち切るには、これぐらいの逸脱が必要なのでは?

参考

鎌倉投信ホームページ

鎌田恭幸「日本でいちばん投資したい会社」

コメント

  1. 赤大将 より:

    「わ」と「まごころ」を中心に吸えた鎌倉投信ですか…。
    理念は面白そうなものの、抽象的で印象がぼやけていたので
    目論見書を読んで分かりやすい数値的な部分を覗き見してみました。
    基準価額推移は、派手さはないけれど手堅く安定しており市場平均
    よりリターンで上回る傾向が見える。
    組み入れ銘柄の上位企業を見たところ、消費者密着型で、健康や
    安全面で信頼できるところ、または地味だが堅実に需要があって
    産業に必要なメーカーなどがあって、なるほど、流行ではなく
    堅実・実直・顧客との繋がりや信頼が見えるところを中心にピック
    アップしてるのかというのが感想です。
    理念が面白いだけでなく、理念どおりに投資先を選んで運用したら
    結果もついてきてるのが興味深いですね。

  2. まろ@管理人 より:

    鎌倉投信の資料で唯一疑問なのがTOPIXとリターンを比較しているところかな。ポートフォリオは小型株中心なので比較対象が若干???