中国を百数十年の闇に落としたイギリスのアヘン貿易

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歴史を振り返るとイギリスという国は恐ろしい。
自国の利益のためであれば、悪事に手を染めてきた歴史がある。

イギリスの策略にはめられた代表的な国のひとつが中国。
アヘン戦争(1840~42年)を機に中国全土がアヘン中毒者だらけに!
大国の座から転落させられ、近年になってようやく回復という印象。
アヘン戦争前後のイギリスと中国の貿易を図解しておくと、

アヘン貿易

そしてアヘン吸引者の推定数の資料も見つけたのでメモ。
当時の中国の人口が3~4億人だったらしいから人口の1割!

アヘン漬けにされた中国

古代より日本が尊敬していた中国が、
いつから倫理観のない国になってしまったのか?
そんな疑問を常に持っているのだけど、このあたりが転機かも。

ちなみに江戸時代前半(1688年)に書かれた「日本永代蔵」では、
今では想像もつかない清廉潔白な中国商人の姿が描かれていた。

唐土人は律儀に、言ひ約束のたがはず、絹物に奥口せず、薬種にまぎれ物せず、木は木、銀は銀に、幾年かかはる事なし。只ひすらこきは日本、次第に針をみじかく摺り、織布の幅をちぢめ、傘にも油をひかず、銭安きを本として、売り渡すと跡をかまはず。
井原西鶴「日本永代蔵」巻四「心を畳込む古筆屏風」

中国人(=唐土人)は、律儀で約束を守り、商品偽装はしない。
一方で日本人は原価を安くすることしか考えておらず、
売り渡してしまえば後は知らぬ、とずるくて欲深くて困ったもの。
人を騙しても続かないよ、中国商人に学べ!と西鶴は説いている。

これ以上書くと長くなってしまうから省略するけど、
おそらくイギリスの最大の悪事は、今も続くパレスチナ問題
イギリスがアラブ人、ユダヤ人の双方に建国支援を約束したのが発端。

こんな歴史を振り返ると、何事もなくイギリスのEU離脱が進むのか不安。
EU側が結束を守るためにイギリスに強い態度で臨んだ時、
上記のように100年超に渡って禍根を遺すような悪事を働くのでは…

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