平凡こそが日本人の美学?

引き続き、アレックス・カー「美しき日本の残像」がネタ。
著者が陶芸教室を通じて、日米の教育を考えたP110ページが気に入った。

 日本の教育システムは平凡な人間をつくるのが目的です。言われた通りに平凡にやればいいので、日本人は「平凡」「つまらなさ」というものに対して慣れています。「つまらなさ」こそが人生だと思っています。もちろん、それは日本社会の大きな弱点だということは言うまでもありません。
 しかし、陶芸教室を通じて、アメリカの教育システムの弱点も分かるようになりました。「創造性を見せろ」「ユニークな人間になれ」という要求が絶えずあるので、何でも創造的で面白くなければならないと思うようになってしまいます。

バカにしよって外国人め!と怒る人もいるかもしれないけど、ちょっと待たれい。
ノーベル文学賞作家、アンドレ・ジイドがこんなことを言ってるぞ。
平凡なことを毎日平凡な気持ちで実行することが、非凡なのである
というわけで、日本人が平凡なのか非凡なのか分からなくなってきた。。。

ここで最後に、たまには資産運用の話でも付け加えよう。
投資で安全に資産を作るということは、どんな環境でも平常心を忘れずに、
株価が下がったところで買う、意外と地味で退屈な作業の繰り返し。
(もしくはインデックスファンドを機械的に積み立て続ける)
でも、この退屈に耐えられる技量を持ってこそ、リターンを手に入れられるのだ。