紀貫之

日本の美意識

紀貫之。日本語と季節感の原型を創った偉人。

日本史上、あなたがNo.1.だと思う偉人は誰か?と問われたら…紀貫之(872~945)と足利義政(1436~1490)の2人で迷って、最終的に紀貫之の方を選ぶかなぁ。 文学や言語の歴史に精通しているわ...
日本の美意識

日本文化の礎を築いた偉人。紀貫之、西行、足利義政。

タイトルに惹かれて 藤田正勝「日本文化をよむ」を読んだ。 5つのキーワードを通じて日本文化の根底に迫る内容だが、 親鸞の部分がなんとなくズレてしまっている印象だった。 西行の「心」 親鸞の「悪」 長明...
めくるめく和歌の世界

紀貫之、水底に写る情景を詠む。

新年を迎えると、なんとなく和歌の気分なので、紀貫之の和歌集「貫之集」を手に入れ、パラパラ読んでいる。 約6割が屏風歌 貫之集は全9巻に分かれており、そのうち4巻が屏風歌。屏風に描かれた情景を歌題に詠ん...
めくるめく和歌の世界

夏越の祓の和歌

旧暦の6月30日、現在の8月上旬~中旬に行われた 「夏越の祓」(なごしのはらえ)。 気候的にはちょうど今ごろ行われた行事だ。 本来は「年越の祓」とセットで、 水無月の 夏越の祓い する人は 千歳の命 ...
古今和歌集

紀貫之の桜歌/古今和歌集より10首

桜の季節が迫ってくると、 西行「山家集」春の章より桜歌10首 兼好の桜観/徒然草137、139、161段 枕草子に舞う桜/清少納言の桜観 といった記事にアクセスが集中する。 歌人や作者に絞った桜を眺め...
日本の歴史と文化

紀貫之、日本語を創った和魂漢才の文芸人

古代日本は固有の文字を持たない無文字社会。 そこへ中国から「漢字」がやってきた。 当時の日本人は渡来人の漢字の発音と自分たちの発音をつき合わせ、 漢字一文字に和音(倭音)をあてて、「万葉仮名」を生み出...
古今和歌集

紀貫之の和歌で詠む七夕の心

あと10日ちょっとで七夕がやってくる。みんなは何を願うのかな。今日は紀貫之の和歌で、恋と七夕についてつづってみよう。まずは和歌と七夕の関係をごく簡単に。 七夕は、すでに「万葉集」の時代から、さかんに歌...