文化比較

世界と日本の経済史

国ごとに違うルールに対する認識/伊藤毅「ルールの世界史」

欧米初で業界基準(デファクトスタンダード)が作られて、日本は後追いで対応しようとあたふたする。ようやく追いついたと思ったら、ルールが変更されて、またバタバタ。ビジネスはもちろん、スポーツなどでもそんな...
お薦めの本

東西思想の融合の先にある真の人工知能/三宅陽一郎「人工知能が生命になるとき」

西洋の思想を基に開発が進んでいる現在の人工知能に、東洋の思想を融合することで、人工知能はもう一段階上の、「人工生命」の域に達することができるのではないか?  そんな問題提起をした一冊、 三宅陽一郎「人...
日本の歴史と文化

多神教で評判が大切な日本。普遍的な枠組みへの適応は苦手。

ESG投資、スチュワードシップ・コード、SDGs、コーポーレードガバナンスなど、 国内の企業や投資家が海外からもたらされる基準や枠組みにオロオロしている。 いわゆるグローバル・スタンダードに振り回され...
日本の神様と昔話

図解・一神教と多神教の違い

一神教(キリスト教やイスラム教)と多神教の違いから、 日本の歴史を読み解く、なんて記事をいろいろ書いてきた。 歴史・文化から見る日本のリスク感覚(11/05/02) 「お客さまは神様」の文化的背景(1...
日本の神様と昔話

神仏習合/歴史・文化から見る日本のリスク感覚・4

3.11後にまとめた日本のリスク観。 歴史・文化から見る日本のリスク感覚 時の捉え方/歴史・文化から見る日本のリスク感覚・2 偶然の扱い方/歴史・文化から見る日本のリスク感覚・3 ちょいと必要に迫られ...
食文化と美食探訪

食事時間の国際比較/のんびり食事をする日本人

食文化の変化とともに、食事の時間は短くなっているのか? とくに世間のランチ事情を見ていると、 マクドナルドや吉野屋などのファーストフード コンビニのお弁当 をとりあえず口に入れてご飯を済ませているよう...
投資で創った人生哲学

東西時間論の比較/線の西洋・点の東洋

私は証券市場分析から時間論(哲学)の世界に足を踏み入れた。 「過去→現在→未来」という一直線の時間世界に疑問を感じたから。 金融・投資の理論は欧米で生まれたものだから、 やはりキリスト教の世界観の影響...
日本の美意識

偶然の文化比較と九鬼周造「偶然と運命」

数学者が偶然や運命を計算で飼い慣らそうと必死だった歴史は、 ピーター・バーンスタインの「リスク」を読めば、なんとなく分かる。 では哲学者は偶然や運命をどう捉えていたのか? あるものが偶然と呼ばれるのは...
日本の美意識

偶然の扱い方/歴史・文化から見る日本のリスク感覚・3

前回の「時の捉え方」に引き続いて、今日は「偶然の扱い方」について。ここは私がいったん投資の話をやめることにした理由のひとつかな。 西洋文化は当初から「偶然」に対して寛容ではなかった。ギリシア哲学は、世...
日本の美意識

時の捉え方/歴史・文化から見る日本のリスク感覚・2

初回はおおざっぱすぎたから、テーマを決めて少しずつまとめてみる。今日書いてみたいのは「時の捉え方」について。 頭の中をうまく表現できるか分からないけど…投資理論やMBAとか触れてみて感じた、欧米の時の...
偶然とリスクの諸相

歴史・文化から見る日本のリスク感覚

今日の日経朝刊に、失敗学の東大名誉教授の畑村洋太郎氏が 見たくないものは見ない。考えたくないことは考えない。米国は考えようと努力する国。日本は考えないままにしておく国。 というコメントを寄せていた。そ...