味覚

人生の哲学と科学

美味しさを感じる能力は言語の獲得とリンクしている?

味の素食の文化センターの食の文化シンポジウム2022で、東原和成さんの講演に面白い話があったのでメモ。 まず前提として、食材の「風味」が料理の味を決めると説いた、ゴードン・M・シェファード「美味しさの...
人生の哲学と科学

加齢による味覚の衰えは「味蕾(みらい)」と無関係?

歳をとると味覚が衰えて、だんだん味が分からなくなる、って話があったでしょ?70歳過ぎてからコロナで美味しいものが食べに行けないのは痛いわ。 母が電話でそんな話をしていて、うーむたしかに。というか数年前...
お薦めの本

インスタ映えの起源はフランス料理のガストロポルノ?

私たちが味覚だけで食事を味わっているのではないことを科学的に説いた、 チャールズ・スペンス「おいしさの錯覚 最新科学でわかった、美味の真実」。 著者はポテトチップスを噛じる時の音を増幅させると、 実際...
お薦めの本

懐かしの味は香りの記憶/伏木亮「味覚と嗜好のサイエンス」

土瓶蒸しの松茸の話から引き続き、香りと脳科学について調べている。伏木亮「味覚と嗜好のサイエンス」にこんな記述があった。 「においの記憶は確かで変質しません。味は舌から延髄、大脳各部位といくつも神経を乗...
食文化と美食探訪

香りが味わいを決める!?/美味しさの脳科学

秋の味覚といえばやっぱり松茸! 松茸にまつわる日本史については以前紹介した通り。 松茸文化は飛鳥・奈良時代の森林破壊の恩恵?! そんな松茸がなぜ最高峰の食材なのか? 脳科学からそれを読み解いた一冊が、...