インパクト投資消費者調査2020(社会変革推進財団)

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個人投資家が投資に社会性を意識したければ、
注目すべきキーワードは「ESG投資」ではなく「インパクト投資」。

先ごろ私の中でそういう結論になったこともあり、

を興味深く読んだ。

インパクト投資の潜在顧客層のプロファイリングで、

「世帯年収が630万円、または世帯金融資産が1,400万円を超えると、潜在顧客が「インパクト投資に割いてもよい金額」の期待値が50万円を超える。」

というのが想像していたよりも水準が低め。

ミュージックセキュリティーズやクラウドクレジット等、
インパクト投資の受け皿が認知され、
数万円程度で投資できるようになったからかな。

たぶん10年前くらいまでは1口当たりの金額が巨額で、
富裕層がノブレス・オブリージュの精神で投資するもの、
といった感じで手の届かない存在だったから。

「インパクト投資はフィランソロピーではなく「投資」であり、他の投資商品と同等かそれ以上のリターンを求めている。」

という点は思いのほかレベルが高く安心。

株式投資など証券市場を通すものではないので換金性が低く、
たとえば新興国の貧困解決の事業に直接投資となると元本割れの可能性も高い。
ゆえにリスクに見合ったリターンを求めるというのは当然のこと。

社会課題への関心の高い若い世代が投資リスクも分からず手を出していないか?
という懸念は取り越し苦労なんだね。

調査結果を受けて疑問に思ったこと

  • 投資経験があって金融資産が1,400万円を超えるとなると、対象となる世帯数はどれくらいなのだろう?
  • 投資信託はインパクト投資に関心を持つ層の受け皿になりうるのだろうか?

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