JSIFで四半期ごとに集計・公表している
「個人向け金融商品におけるサステナブル投資残高」。
6月末データの確認をしていて、なんだこれ?と目を疑った。
この1年間、四半期ごとの集計のたびに、
大和証券投資信託委託の「女性活躍応援ファンド」の純資産残高が倍になり、
とうとう鎌倉投信の「結い2101」を抜き去りトップになった。
しかしあまりに急激な資金流入により、7月20日に新規買い付け申込みを停止。
モーニングスターの月次資金流出入額グラフを見ても分かるけど、
こんな勢いで新規投資の資金が流れ込んだら、運用に影響が出てしまうよね。
おそらく旬のテーマで運用成績も好調だったことから、
大和証券の窓口で販売キャンペーンを貼って、顧客に勧めたのだろう。
となると2~3年後に別のテーマファンドへの乗り換えが推奨され、
今度は急激に資金が流出するだろうから、もはやまともな長期投資はできない。
月次レポートを読むと、組入上位銘柄に特徴があり、
まっとうなアクティブファンドだったことが伺える。
販売手数料稼ぎのための使い捨てにされるには惜しい商品だった。
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