昨年「株式会社ひらまつ」が創業者の平松氏が経営の一線から退き、
世代交代とともに事業変革に取り組んでいることを知った。→
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その直後にホテル開業の資金調達のための自己株の売出しがあり、
ちょうど株価が下がったので投資を開始し、今回が初めての総会。
旅先で宿の料理にガッカリすることが多く、
だからといって昼に史跡をめぐって、夜も宿を出て食事にでかけるのは疲れる。
ひらまつのホテル事業への進出に興味津々なのだ。(もう少し安いと嬉しいが…)
決算説明のメモ
- ホテル事業は稼働率60%超で想定以上だった(客単価は2名宿泊で15万円)。
- レストラン事業は質を高めるため価格改定でやや客数が減少。
- レストランウェディングが想定以上に不調。対策を急いでいる。
- 2019年3月期は売上見通しは12,116百万円は控え目に発表。12,300百万円は硬いと考えている。
- 自己株取得は営業CFの10%以内で、株価が安ければ積極的に実施する。
株主の質問への回答
ホテル事業へ投資を急いで、レストランの食材の質が低下しないか?
賢島ホテルで新鮮な伊勢エビを安く大量に仕入れることができ、
それを全国のレストランで提供できた好循環も起きている。
全国にホテル、レストランの拠点が増えることで、
食材の産地に近い拠点で旬の食材を安く大量に仕入れることができる。
目標に掲げている経常利益20%の達成は可能か?
創業者の平松の時代は25%を出していたのだから20%台を目指すべき。
現在はホテル事業をはじめたばかりで無駄が多いと認識している。
創業者で大株主でもある平松氏の現在の立場は?
平松はレストランを次代に引き継ぐために64才で代表の座を降り、
現在は会長として、主に料理・サービスの人材育成に注力している。
決算短信のテキストマイニング
オマケで今年始めたプログラミングを投資に生かす実験。
決算短信の経営方針の中でどんな言葉が多く現れるかを可視化。
2017年3月期、2018年3月期を並べてみると大きな違いはない。
ただ細かく見ていくと、
- 富裕層
- ラグジュアリー
という言葉は2018年3月期のみに登場しており、
ホテル事業の立ち上がりが順調で自信を増したということか。
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