投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year への提言

この記事は約2分で読めます。

2017年で11回目となった「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」。
私は個別株の投資家なので2015年の例外を除いて投票はしていないが、
ここ数年は1月の表彰式当日にお手伝いとして参加している。

投資家のブロガーの中ではわりと客観視できる立場だと思うので、
この賞の今後の課題等、いくつか感じたことをまとめてみる。

長く頑張るファンドを応援したい

今回トップ10に入選したファンドのうち6本が初登場。
コスト以外に差別化が難しいインデックスファンドの争いなので、
こういう結果になるのは仕方がないと言えばそれまでだが…。

これまで頑張ってきたファンドが蹴落とされていくのは悲しかった。
rennyさんが総評で継続的に支持を集めているファンドにも注目を!
と呼びかけてくれたのが救いだった。

設定後1年が経過し、最初の運用報告書が発行されているファンドを
投票対象にした方が、この賞に風格が出るようにも思えた。

それとも今の形を、コストを安いからといって運用は手抜きしないでね、
という個人投資家からの期待を込めた賞という捉え方がいいのだろうか?

アクティブファンドも表彰したい

2015年に「ニッセイ外国株式インデックスファンド」が、
2位に大差をつけて1位となって以来、コスト競争が加速しているように感じる。
そしてこの賞もインデックスファンドのコスト競争を表彰する場になりつつある。

でも…、これは私が好き好んで個別株投資をしているからかもしれないけど、
運用会社の関係者が表彰されて嬉しいのはアクティブファンドなのでは?

だから個人投資家へ投資哲学を伝えようと努力するアクティブファンドを表彰し、
そうすることで良質なファンドの登場を後押しする存在であって欲しい。

そもそも同ファンドともいえる「ひふみ投信」「ひふみプラス」「ひふみ年金」。
3つに割れた票を合算すると83票となり、今回の結果で第2位に位置することになる。
前回は特別賞が贈呈されたが、さすがに今年も、という訳にはいかなかったか。

ならばアクティブとインデックスを別枠にしてそれぞれ表彰すればいい?
でもそこまで踏み込むと資産クラス別も、バランス型も別枠で等とキリがなくなる?

コメント