老舗企業の追っかけ

老舗企業の追っかけ

金剛組第三十二世・金剛喜定の遺言(1802年)

経済危機の時こそ、企業の本当の価値や魅力が見えてきたりするもの。より長い目で、社会にとって必要な企業とは?と考えたくなるのか、リーマン・ショックの頃も老舗企業の理念を拾い集めたりしていた。今回も手始め...
食文化と美食探訪

菓子と薬の「ういろう」の歴史

おととい小田原にある「ういろう」という店に立ち寄り、病気ではないが天然植物を原料とした古来の製法による薬を買った。一般的に「ういろう」と聞くと菓子を思い浮かべる。だが元の滅亡に伴い日本に亡命した「外郎...
お薦めの本

日本企業に投資するなら長寿の同族企業?/ファミリービジネス白書2018

日本企業には自分の在任期間中だけなんとか乗り切れれば、といったサラリーマン経営者が多いと揶揄されることがある。私が投資している日本企業も11社のうち7社が創業家の経営者。魅力的な企業を選ぼうとすると、...
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印傳屋 上原勇七。秘伝を公開して成功!

弟子が扇子をプレゼントしてくれた。14歳の頃から扇子を愛用してるけど(下敷きで扇ぐのはダサイ)、そういえば扇の部分が紙じゃない扇子は初めてかも。江戸時代から織られてる「遠州綿紬」なる素材らしい。製造元...
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日吉屋の和傘が気になる

日経ビジネスの「【隠れた世界企業】和傘の技術、欧州を照らす」で、江戸後期創業の日吉屋、という京都の和傘屋を知った。これはいい!”SINARU・WAGASA”がステキで、ぜひこれからの梅雨の時期にさした...
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老舗の理念を追いかけて・6

小津産業(1653年創業・東証2部上場)理念: 温故知新元は紙問屋。今は精密機器メーカー向け不織布事業(国内シェア約8割)。そして今話題?の植物工場にも参入。業態転換の連続で生き残る。※参考…植物工場...
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老舗の理念を追いかけて・5

大七酒造(1752年創業・福島県二本松市)酒造りの思想「大七が大切にするのは、醸造酒としての【普遍的な価値】です。 1.味わい深さ、力強さと洗練との両立  2.時間によって成長する酒であること  3....
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老舗の理念を追いかけて・4

よし与工房(1684年創業・京都府亀岡市)理念・家訓なし…「抽象的な言葉は経営の役に立たない」国分(1712年創業・日本橋)平成の帳目-国分行動憲章綿半ホールディングス(1598年創業)社員持ち株制度...
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老舗の理念を追いかけて・3

ミツカン(1804年創業)ホームページの「ミツカンを変えた出来事」が面白い。江戸時代の握り寿司ブームがきっかけで、食酢会社としての地位を築いた。理念:買う身になって まごころこめて よい品を西川産業(...
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老舗の理念を追いかけて・2

松井建設(1586年創業・東証一部上場で最古)前田利長(利家の子)の命を受け、越中守山城の普請工事に参画したのがはじまり。関東大震災の時、当時の社長が「帝都復興こそ建設業者の使命」と関東進出。理念:人...
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老舗の理念を追いかけて

アンドリュー・ロー教授のAdaptive Market Hypothesisと出会い、企業分析にも進化論的なアプローチ、っていう考えがあっても面白いかなと。ジェレミー・シーゲル教授が「株式投資の未来」...
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老舗企業への投資は有望か?

10/26の日経朝刊にこんな記事があったね。激変する環境を生き延びてきた老舗銘柄の株価が堅調だ。みずほインベスターズ証券が、設立から100年を経過した東証一部の43銘柄(金融除く)を指数化して2000...