世界と日本の経済史

世界と日本の経済史

日本の正味財産(国富)の推移

内閣府が13日発表した2007年度の国民経済計算(確報)によると、土地や建物などの資産から負債を差し引いた国の正味資産(国富)は07年末時点で2794兆5千億円と、前年末に比べて2.3%増えた。(08...
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世界地震ハザードマップ。ドバイがヤバイ?

NHKスペシャルの沸騰都市ドバイを見て以来の疑問。ドバイに地震はないのか?以前も書いた超高層ビル、ブルジュ・ドバイがどうにも気になるわけだ。Global seismic hazard map なるもの...
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ブルジュ・ドバイにバベルの塔を感じる

UAEのドバイに建設中の超高層ビル、ブルジュ・ドバイ(ドバイの塔)。テレビで見ていてなんとなく思ったことを2つ。日本も誰も使わない道路を作るくらいなら、歴史に残る建造物を目指しては?建築技術、特に免震...
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女性の地位向上とともに人口減少が止まる?

川勝平太氏は「美の国 日本をつくる」の中で、「日本の歴史をみると、戦争のような社会混乱が終わると、しばらくは人口が急激に増えるが、社会に平和が戻り、生活が安定すると、今度は増加率が急減して、やがて、人...
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10年で一体何を失ったのですか?

「失われた10年ってよく聞くけど、日本は一体何を失ったの?」そんなシンプルな質問に私は答えられず、ただ固まった。たしかに、一体何を失ったのだ?仮に何かを失ったとするなら、バブル崩壊以前に得たものがある...
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株主軽視。それが日本の伝統ですから

スティールがブルドックソース株をすべて売却したらしい。日本株の投資家は、今後もブルドックの重い十字架を背負わされることだろう。最近は、英ファンドTCIのJパワー株問題もでてきたね。世界の他の市場と比べ...
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ナポレオン法典が気になった

1804年3月制定。世界で初めて私有財産権を認めた法律。国による財産権の保護が経済発展の根幹(by グリーンスパン)なのだとしたら、ヨーロッパ大陸の旧国家を侵略し、私有財産保護の精神を振りまいたナポレ...
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エコノミストの日本経済特集記事

電車でクーリエ・ジャポンなる雑誌の宣伝を見かけて、 ・日経じゃわからない世界恐慌 ・日本経済の浮沈を握る「4つのキーワード」 というのが読んでみたくて買ってきた。→Amazonでも売っている2つ目の特...
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オランダ病/豊富な天然資源と経済の繁栄は反比例・2

予告通り、グリーンスパン「波乱の時代」を下巻から読んでいる。 いきなり最初の章で、天然資源と経済成長の関係を示す記述が目を引いた。 私の中で昨年、最も印象に残った本、 ウィリアム・バーンスタイン「豊か...
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スペイン経済繁栄の原動力は?

田中素香「拡大するユーロ経済圏」を読んで、へぇーやっぱり、と思ったこと。 西ヨーロッパ諸国の中で、一番元気のいい国はスペインなんだって。 税制の影響もあるだろうけど、今サッカーでもスペインリーグが、 ...
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金本位制の名残り? 金を大切にする欧米中央銀行

通貨の歴史を学んでいくうちに、世界の中央銀行の金準備比率と出会った。  三菱マテリアル「金投資の基本 投資目安とリスク」 なんじゃこりゃ? 1971年のニクソン・ショックを機に金本位制はなくなったけど...
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2002~03年、日本経済の珍現象を振り返る

2002年後半から2003年にかけて日本経済に起きた不思議現象。変化の前におかしなことがいろいろ起きるのかも? 厚生年金の代行返上で株価下落 2002年4月1日から、企業の厚生年金基金が国に代わって運...
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17世紀オランダ衰退の原因

16世紀半ばからの約100年、繁栄を謳歌したオランダだったが、 やがてその地位をイギリスに取って代わられる。 オランダ衰退の要因として、バーンスタインは以下の5つをあげている。 人口増加率が近隣大国に...
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価格革命とオランダの繁栄

前回、スペインがアメリカ大陸からの銀の大量流入により、 繁栄と没落のきっかけを作ったことを書いたけど、 スペイン一国ではなく、もっと広い目で見ると面白いことが分かる。 ヨーロッパでは、スペインに流入し...
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豊富な天然資源と経済の繁栄は反比例

以前紹介したウィリアム・バーンスタイン「豊かさの誕生」 のおかげで、昔よく勉強した世界史の理解が深まったよ。 16世紀スペインは、カルロス1世、フェリペ2世在位時のハプスブルク朝の時、 ヨーロッパ最強...