パスカル「パンセ」

兼好法師「徒然草」

いまこそ「市中の山居」

示唆に富んだ人生訓がちりばめられた、パスカルの「パンセ」。今ほどこの言葉が身にしみる時はない。「人間の不幸というものは、みなただ一つのこと、すなわち、部屋の中に静かに休んでいられないことから起こるのだ...
パスカル「パンセ」

知恵とは、敬意とは…/パスカル「パンセ」

久しぶりにパスカル「パンセ」を読み返し、改めて目に止まった断章をメモしておく。知恵はわれわれを幼年に向かわせる知恵はわれわれを幼年に向かわせる。(幼子のようにならなければ!)とくに文脈もないので勝手な...
パスカル「パンセ」

神はあるか、ないかの「パスカルの賭け」。神を投資に読みかえると…

フレーズ・パスカルは「パンセ」の中で読者へこう問いかける。「この世に神がいるか、いないか。あなたはどちらに賭けるか?」通称「パスカルの賭け」と呼ばれる意志決定論の起源とも言える。以前にもこの断章を用い...
パスカル「パンセ」

「動」の西洋と「静」の東洋

ここで留まるか、もっと踏み込むか…悩んでることがある。思うがままに決断することが多い私にはちょっと珍しいこと。ふとフレーズ・パスカル(1623~1662)の言葉を思い出す。「人間のあらゆる不幸の原因は...
投資哲学を求めて

「パスカルの賭け」で投資の本質に迫る

投資とは「よりよい未来へ一票を投じる賭け」である。「賭け」というと倫理的な悪(ギャンブル)が想起されるけど、結果が分からないことを決断することは「賭け」にほかならない。もし「賭け」でないと主張するのな...
パスカル「パンセ」

3.11が告げたリスク管理社会の終わり

日本は「核」を通じて2種類の破滅を経験したことになる。ヒロシマは「悪」をなそうとして起きた道徳的な破滅フクシマは「善」をなそうとして起きた産業的な破滅21世紀の脅威は、あからさまな悪意を持ったものでは...
デカルト「方法序説」

世界を読み解く方法/デカルト「方法序説」

直感や創造性にロマンティックな信仰をよせる者は肩身の狭い時代。今の社会が期待しているのは、合理的で論理的な考え方だから。そんな思考法の出発点は、やはり17世紀のデカルトだろう。「方法序説」をパラパラと...
パスカル「パンセ」

「考える葦」を文脈から読む/パスカル「パンセ」

今月のNHK「100分de名著」はパスカルの「パンセ」だった。やっぱりラストは「考える葦」で有名な断章347が紹介されたけど、パスカルの意図を正しく理解するには前後も読みたいところ。「考えが人間の偉大...