トヨタ沈没、ホンダ堅調は本当か?

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2009年3月期決算。トヨタは4,369億円の赤字。ホンダは1,370億円の黒字。
と言われれば「トヨタ沈没、ホンダ堅調」のように見える。でも…

2008年3月期の決算と比較すると、
・自己資本比率…トヨタ -1.95%、ホンダ -2.11%
・営業キャッシュフロー…トヨタ -50.5%、ホンダ -66.0%
ホンダの方が数値が悪化している部分もあり、なんとも言えない感じ。
B/SとC/Fだとそんなに差はないのに、P/Lになるとこの差は何でだろう?
正直、分からなくて、なんだか簿記初心者状態…。[追伸;減価償却費の違い?]

とりあえず、メディア等で数字を扱ったニュースに出会ったら、
そのまま鵜呑みにせず、基になったデータを確かめて、自分の頭で考えたい。

コメント

  1. staygold より:

    こんばんは。
    単純に、売り上げに対する減価償却費の割合がトヨタの方がホンダより高いです。それがP/Lの差になってるんじゃないでしょうか。
    2007年度 トヨタ5.7%、ホンダ3.5%
    2008年度 トヨタ7.3%、ホンダ4.4%
    なんでこんなに違うのかは分かりませんが。トヨタはちょっと前が積極投資のピークだったんでしょうかね?会計処理の仕方?
    メディアの報道ってどうしてもP/L偏重ですよね。

  2. まろ@管理人 より:

    ありがとうございます。
    たしかに。減価償却費に答えがありそうです。
    減価償却方法は、トヨタとホンダ、両者ともに定率法だったはずなので(2008年3月期までは)、純粋に直近の設備投資の金額かな。

  3. dmbsgrmncah より:

    トヨタの問題点、それは「トヨタに悪気はないのかもしれないが、結果的に弱い者いじめを撒き散らしてしまっている」という点にあるのではないでしょうか? 下請企業が如何に理不尽かつ無理な取引環境に置かれているか? 真の王者として真の尊敬を受けるに値する振舞いに欠けているようです。トヨタに対して本当に言いたい事がある人々は、同時にトヨタに対して言えない立場の人々でもあります。トヨタに本当に気持ちよく協力しようという協力会社が果たしてどれだけいるのだろうか? トヨタが大きな川の流れならば、関連企業は小さな川の流れ、小さな川の流れが理不尽すぎるような問題を抱えさせられているようでは如何なものだろうか? トヨタの従業員一人一人に罪などないが、大げさに言えば毎日飴玉をもらえる子です。傘下企業関係者は盆と正月にしか飴玉をもらえない子です。自由競争とはいえ、少しは食わせてやったらどうか? このまま本当に天運を失えば、トヨタといえども数年内に崩壊し得るのかもしれません。天運の流れ、時流とはそういうものだと思います。

  4. dmbsgrmncah より:

    トヨタの利益が2兆円強あったりしたのですが、これについて一言、二言。2兆円というのは、1万円札の厚みで表現すれば20kmです。(100万円がほぼ1cm) 自動車という高額商品を相当数製造販売するのですから 利益も相当な額になるのは当然ですが。たとえになりますが、もし神様がいるとすれば、儲けたお金をどのように使うかという点が一番見たいのかもしれません。誰かが1万円札を支払った時点で、その1万円というお金のバトンタッチが半永久的に始まるのかもしれませんが、誰かがその流れを止めるならばそこで終わりです。人間社会の太い幹の成長、大きな川の流れたる景気の循環を少なからず停滞させているフシが確かにトヨタにはあるのです。現実は大変でしょうが、どんな反省よりも まさに天運を失いつつあるという状況をトヨタ自身が受け止める事でしかトヨタ再生はあり得ません。人情論のようではありますが…。

  5. まろ@管理人 より:

    dmbsgrmncahさん、コメントありがとうございます。
    もっと悲しい話をすると、日本の自動車会社が今後も優良企業としていられるかどうかは、いかにして傘下の部品会社を斬り捨てていくか、これにかかっています。電気自動車は今のガソリン車ほど部品が必要ないのだから…