ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第8番はなぜ悲愴?

この記事は約1分で読めます。

いつも疑問に思っていて、なぜか調べたことなかったこと。
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第8番は、
なんで「悲愴」なんて名前がついているのだろう?

第2楽章は Adagio cantabile (ゆったりと歌うように)だし、
第1,3楽章は力強い感じで、悲愴と言われてもピンと来ない。

でもこの名前はベートーヴェン自身が出版にあたって
「グランド・ソナタ・パテティーク(大ソナタ悲愴)」ってつけたんだって。
名前の由来はいろいろ調べたけどよく分からない。

ただ、これが理由かな?って思い当たることがあった。
ベートーヴェンがこの曲を作曲したのは1797~98年頃とのこと。
耳が不自由になったのが28歳の頃(1798年)だから、時期的に一致。
遠ざかる音を必死に追いかけて作曲する自分の姿に悲愴??
詳しく知ってる人はぜひ教えてね。

ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番&第14番&第23番 ベートーヴェンのピアノソナタはギレリスの演奏をぜひ!
(2006/11/08)
商品詳細を見る

コメント

  1. Alpha より:

    まろさん、
    こんにちは。まろさんのエントリーを読んで、私も興味を持ったので、ちょっと調べてみました。
    Piano Sonata No.8 (Pathetique:悲愴)の、Wikipediaの説明のリンクを以下に添付します。
    (以下Wikipedia原文引用)
    http://en.wikipedia.org/wiki/Piano_Sonata_No._8_%28Beethoven%29
    Wikipediaの説明によると、一般にはベートーベン自身が名前をつけた数少ない楽曲とされているが、実際は、出版(出典)者が名づけたとのことです。
    Ludwig van Beethoven’s Piano Sonata No. 8 in C minor, op. 13 commonly known as Pathétique (although commonly thought to be one of the few works to be named by the composer himself, it was actually named by the publisher, to Beethoven’s liking [1])
    以下の参考文献からとのことです。
    Anthology for Musical Analysis 233ページ
    アマゾンでこの本の書評等を見ましたが、評判が良く、面白そうな本です。参考までにリンクを以下に添付します。
    http://www.amazon.com/Anthology-Musical-Analysis-Charles-Burkhart/dp/0030553180
    こちらのWebsiteの方にも、Pathetiqueの名前に関して似たような説明があります。
    http://www.all-about-beethoven.com/patetica.html
    この"All About Beethoven"のサイトに、ベートーベンの生涯をいくつかのフェーズに分けて書いてある部分を読みましたが、非常におもしろかったです。参考までにこちらも添付します。
    http://www.all-about-beethoven.com/beethovenrise.html
    それとWikipediaにもベートーベンに関してまとめてある記事があります。
    http://en.wikipedia.org/wiki/Beethoven
    まろさんは、ほとんどご存知だったかもしれませんが、念のため、参考までにご連絡します。
    まろさんの記事のお陰で、私にとっては勉強になりました。ありがとうございます。

  2. まろ@管理人 より:

    Alphaさん、ありがとうございます。
    クラシックも英語で調べる、という発想が私にはありませんでした。
    クラシックについては日本語でもちゃんと理解できてないので、
    英語で読むのは無理だろうと勝手に思っていたので…。
    日本語情報では出版社が名づけたって文章は見当たらなかったので、
    やはり私の三大趣味、サッカー・投資・クラシック、
    すべてにおいて日本は世界に劣るようです。。。