カール・ポパーが重要みたいだけど難しい…

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ジョージ・ソロス氏や「ブラック・スワン」のタレブ氏の著書に必ず登場する、
20世紀の哲学者、カール・ライムント・ポパー。で、どんな人か知りたくなって、
哲学と現実世界-カール・ポパー入門」って本を読んでみたけれど…
私の脳は、哲学が理解できるような構造ではないらしく…???な状態。
でも、わずかになんとなく分かったような部分を整理しておくと、

「科学が明らかにするものは、自明の理ではない。むしろ、この世界が、これまでわれわれがずっと想像してきた世界、すなわち従来の理論が反証されることによってわれわれの想像力が燃え立たされる以前に想像していた世界、とはまったく異なったものだということを、われわれ自身の批判的探求を通じて学びうるということこそ、まさに科学の偉大さと美しさである。」

っていうのは、正しいと信じられてきた理論がひっくり返されることで、
世界は発展してきたのだから、今ある理論を正当化しようと追求するんじゃなくて、
批判的に追求して新しい世界を切り開こう!って感じなのかな。
あとポパーは、反証できるかどうかで、科学と非科学を分類したみたい。

以前読んだ、竹内薫「99.9%は仮説」もこの話に近いのかな。
精神病の患者にロボトミーって前頭葉の一部を切断する手術を考案した、
エガス・モリスが1949年にノーベル医学・生理学賞したけれど、
記憶をつかさどる前頭葉を切っちゃうなんて、今じゃ考えられないこととか。
ノーベル賞を受賞するほど賞賛された理論もあっという間に…。

コメント

  1. Tansney Gohn より:

    まろさん
    タレブを読むと次はポパーを読みたくなりそうですね。でもamazonの書評は1つしかありませんので難解そうです。まだタレブの黒鳥もまぐれも読んでいないんですが、古本が安く出たら買いたいです♪。

  2. まろ@管理人 より:

    Amazonの書評には面白くて分かりやすい、って書いてありますがかなり訳分からないです。。。
    タレブ氏はポパーのほかに、ノーベル経済学賞取った人の中では、ハイエクとダニエル・カーネマンは信用できるって感じのことを書いてました。近年のファイナンス理論に疑問を抱いていた私にとっては、タレブ氏の著作は大いに脳を刺激してくれました。