「投資4つの黄金則」(←絶版?)や「豊かさの誕生」の著者、
ウィリアム・バーンスタインの投資情報サイト Efficient Frontier
って読んでみたことあるかな。
もちろん英語だけれども、ここのコラムって文章そんなに長くないから、
えーい訳分からん!とキレる前に読み終えることができるからお薦め。
そうそう、昨日記事にした新興国への投資の話、
バーンスタインも「Thick as a BRICs」ってコラムで語っているよ。
6段落目の「share dilution」がキーワードかな。(これなんて訳すのが正しいの?)
内容を簡単に紹介すると、、、<英語苦手なので、合ってる保証はない!>
GDPが年率x%で伸びるなら、1株当たりの収益と配当が年率x%で増加せず、
「share dilution」を合計したy%を差し引いた、(x%-y%)で増加すると説き、
アジア市場ではy%が30%近いなんて語っている。
「dilution(希薄化)」は、市場の熱狂によって起こると言ってるみたい。
S&P500とエマージング・マーケットのリターンを比較したデータも出てくる。
1988年1月~2006年4月
S&P500 18.78% エマージング 12.07%
1994年1月~2006年4月
S&P500 10.72% エマージング 7.76%
エマージング・マーケットは、国際的な関心が薄かった、
1994年以前のリターンが良かったんだって。
コメント
こんにちは。すばらしい記事と、すばらしい記事の紹介、たいへんありがたいです。投資を始めたばかりの去年に買った新興国ファンドを、売ろうかどうか迷っているので。
コンセプトは分かっていたつもりですが、希薄が30%などの具体的な数字を、分かりやすい言葉で説明されると、熱狂する市場のすさまじさが鮮明になります。
バーンスタイン、読みやすいですよね。僕は今リバランスに関するものを勉強中です。
http://www.efficientfrontier.com/ef/996/rebal.htm
まろさんの記事、これからも楽しみにしています。
喜んでいただけて、何よりです。
リバランスは重要ですよね。
買いたい気持ち、売りたい気持ちに左右されず、
機械的に高くなったものを売り、安くなったものを買う。
たったそれだけのことで、一般的な投資家を打ち負かすことができますから。