「過ぎたるは猶お及ばざるがごとし(過猶不及)」は論語の有名な一節。
伊達政宗の遺訓に、似たようなものがあることを思い出したのでメモ。
仁に過ぐれば 弱くなる
義に過ぐれば 固くなる
礼に過ぐれば 諂となる ※諂(へつらい)
智に過ぐれば 嘘を吐く
信に過ぐれば 損をする
最近は、”義”や”愛”がキーワードの直江兼続が人気だけれども、
同時代に「義に過ぐれば固くなる」を掲げた伊達政宗の方が世渡り上手だった。
もし2人が上場会社の創業者だったとしたら?と勝手に想像する。
政宗の会社は、短期的には利益を伸ばし、株価も上がりそう。
兼続の会社は、あまり目立たないけど、100年以上続く長寿の会社になりそう。
こんなのが、企業理念・倫理で投資先を選ぼうとすると迷うところだったりする。
よりピュアに義を追求する会社を選んだとして、収穫に立ち会うことができるか?
それでもやっぱり私は、リターンよりも株主として誇れる会社が好きかな。
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