優雅とは暇で退屈がないこと?

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働いている頃は、土日の過ごし方が分からず、休みの日が嫌いだった。
そして今、なぜか学生になってしまい、なが~い夏休み。
暇だ。でも、不思議と退屈しない。特に変わった生活をしているわけではない。

8月中は50冊くらい本が読めるかな、と思ったけど無理だった。今30冊目。
2日に1回、図書館に通って、図書館の人の名札に丸善株式会社?と気づく。
図書館運営アウトソーシングという事業があることを知る。
最近はネットで予約すると、最寄りの図書館へ用意してくれる。
素晴らしく便利だ。図書館のそばに住んでいたいものだ。

涼しい日には(今年は35℃以上の日がないね)、日本庭園の旅。
母のデジカメを借りて写真を撮ってみる。→小石川後楽園旧芝離宮恩賜庭園
ずいぶんキレイに撮れて私も欲しくなった。ピンク色は恥ずかしい…
でも、A4の大きさの写真で500万画素で充分だから、これ以上画素数は増えない、
と昔聞いた気がしたけど…。デジカメにもNetbookのような脅威が待っている?

出かける日には、おいしそうなお店を探してランチを食べる。
しかし、これは!というものに出会っていない。
玉川高島屋のスターバックスは、東京で一番、空いている気がする。

週に2,3回スポーツクラブへ行く。
本を読みながら自転車をこいでいると、意外と集中して読めて、一石二鳥。

というような生活の中で、ふと気がついたこと。
もしかして、優雅な生活とは、暇だけど退屈のないことかもしれない。
でも、この代償は高くつきそうだ(笑) 将来に若干どころでない不安あり…


バルザック優雅な生活論」53の格言から目にとまったものをメモ

1.文明人、野蛮人を問わず、人生の目的は休息にある。
2.全くの休息は憂鬱を生む。
3.優雅な生活とは、大きく言って休息を楽しくする術をいう。
4.つねひごろ労働に勤しんでいる者には優雅な生活がわからない。
6.芸術家は自分の好きなように……またはやれるように生きる。
11.優雅はたしかに技巧よりセンスの問題だが、本能や習慣にも由来する。
15.ケチは優雅に反する。
20.そもそも優雅のよってたつ原理は統一である。
21.清潔であること、調和がとれていること、ほどよくシンプルであること、この3つが揃っていなければおよそ統一もありえない。
25.表向きの暮らしぶりと財産が釣り合っていてこそ、余裕のある生活が送れる。
27.贅沢より優雅の方がかえって高くつく。
28.優雅な生活とは巧まざる自尊心の発現なのだから、露骨に虚栄心を覗かせるのは無駄なこと。
31.優雅な生活にあってはもはや上下の別はない。ここでは誰もが対等である。
32.優雅というなら必ず手段と目的が合致していること。
34.すべてはあるがままの姿で。
42.野蛮人は身をくるみ、金持ちや馬鹿は飾り立て、優雅の士は服を着こなす。
43.お洒落とは学問であり、芸術であり、習慣であり、感性である。

※出典…バルザック「風俗研究」山田登世子訳・解説

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