ミシュランガイドの星の推移や国際比較(2011)

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2007年11月に「ミシュランガイド東京」発売されて以来、
国内での調査対象が徐々に広がり、星を獲得するお店が増えている。
東は横浜・鎌倉、西は京都・大阪・神戸(次回は奈良が加わる)まで。

でも、日本人の間では、創刊当初の盛り上がりは過ぎ去ったような。
美味しいもの好きな人と一緒に食事すると、ミシュランガイドは、

  • フランス料理普及のための国家戦略の一部
  • フランス産のワインをおいてないと星3つにならない

だから、あんなの意味ないよねー、って話になりがち。
なんとなく「ミシュランガイドの星? それが何か?」みたいな。
でも、海の向こうのパリジャンたちは、3つ星の数で東京に敗れて衝撃。
ミシュランガイド東京2008-11
2008年度版では、星を獲得した総軒数でパリは東京に敗れたものの、
まだ3つ星の数では負けてないからね、というのを誇りとしていたが、
2010年度版以降、3つ星の数でも東京に敗れ、プライドがズタズタとか。

ミシュランの日本調査がまだまだ全土に広がっていないから、
日本が星獲得の軒数でフランスを上回るのも時間の問題。
ミシュランガイド国際比較
日本人が調理する食材は約1,400種類に対し、フランスは約700種類。
これだけ食材が豊富なら、味覚も他国より発達しているわけで。

「アメリカ人の研究者が調べたところによると、味がわからない「味盲」というハンデをもつ比率は、アメリカ人で25%、イギリス人では12%いるそうです。日本人は3%で世界でもっとも味覚が優れた民族だといわれています。
渡辺善次郎「日本型食生活の変遷」(キッコーマン国際食文化研究センター

かつて「美しい国、日本」をスローガンにした政治家がいたけど、
正しくは「美味しい国、日本」。味の美しさを追求してきた国なのだ。
人は1日3回、幸せになれるチャンスがある。美味しくご飯を食べようね♪

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