起業して成功するために必要なことはなんですか?
なんて問われていつもこう答える。
失敗するタイプの人は分かるけどね…
経営学の分野は成功法則を追い求めているけど、
私は成功は偶然、失敗は必然だと思っている。
お金の面から見た起業失敗の法則は、
- 起業前の貯金が少ない
- 開業資金を借金に頼ろうとする
- 国の助成金がないか探す
- 簿記・会計について無知
はじめの3つは同じことしか言ってなくて、
自力でお金を作れない人が事業で成功できる訳がない。
会計については意外に思うかもしれないけど、
会計に無知な人って、借入が収入だと思い込んでいたり、
頭の中でキャッシュフローとP/Lがゴチャまぜ…。
また自分には分からないからといって経理を雇えば、
大した労力ではないのにムダに給料負担が発生するし、
社長が会計に無知だと、会社のお金を着服されたりする。
ビジネスマンの三種の神器が、
「英語・IT・会計」とも言われる世の中だから、
- 英語、IT、会計が三種の神器。会計は…なぜ???(10/04/16)
起業に関係なく会計も身につけておいた方がいいよ。
そして歴史的に見て、もっと話を大きくすれば、
- ジェイコブ・ソール「帳簿の世界史」
読中のこの本がかなり興味深い。
詳しい内容はまた後日紹介するね。
最後にコカ・コーラ社の元CEOが書いた
- ドナルド・R・キーオ「ビジネスで失敗する人の10の法則」
も失敗に焦点をあてたビジネス書として面白い。
その10原則を紹介しておくと、
- リスクをとるのを止める
- 柔軟性をなくす
- 部下を遠ざける
- 自分は無謬だと考える
- 反則すれすれのところで戦う
- 考えるのに時間を使わない
- 専門家とコンサルタントを信頼する
- 官僚組織を愛する
- 一貫性のないメッセージを送る
- 将来を恐れる
- +αとして…仕事への熱意、人生への熱意を失う
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