日本語が堪能な外国の方との興味深い会話より。
日本語で会話するときに難しさを感じるのは、
「声」だけでは相手にうまく伝わらないことがあり、
相手に「文字」が伝わらないとダメなとこだという。
「コウエンにいってくる。」
「公園」に行ったのか? それとも「講演会」なのか?
はたまた「講演」をしにいったのか?ということだ。
つまり日本はまるで漫画のふきだしのように、
相手の言葉が見えてなければ会話が成立しない国だと。
これはおもしろい。
言葉の背景に「文字」がなければ会話ができない国だから、
とくに女性の識字率が世界に先駆けて高かったのかも。
「われわれの間では女性が文字を書くことはあまり普及していない。日本の高貴の女性は、それを知らなければ価値が下がると考えている。」(ルイス・フロイス/安土桃山時代に来日)
「教育はヨーロッパ文明国家以上にも行き渡っている。シナを含めてアジアの他の国では女たちが完全な無知のなかに放置されているのに対して、日本では、男も女もみな仮名と漢字で読み書きができる。」 (シュリーマン/幕末に来日)
思えば日本語はヘンテコで、
漢字、ひらがな、カタカナの3種類で文章を構成し、
近年はアルファベットでキーボード入力していたりする。
外国人にとって訳が分からないのは当たり前だろう。
もう少し日本語の歴史を調べてみたら面白いかも。
今まで探ってきたことと言えば、
万葉仮名から平仮名あたりの話だけだからね。
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