いでよ、アイアンシェフ/本日のスープ17皿目

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リレー連載企画「本日のスープ~株式投資をめぐる三重奏~」。

rennyさんからのご寄稿コラムです。


<14皿目>

個人投資家は「舌」を鍛えよう!/本日のスープ14皿目

<15皿目>

食と投資の共通危機/本日のスープ15皿目 

<16皿目>

投資信託の見える価値と見えない価値/本日のスープ16皿目

ここ3回で特徴ある投資信託がどうやったらより多くの人に関心を持ってもらえるか、という流れになっています。「本日のスープ」ですからまたまた料理に喩えます。特徴ある料理、レストランに行ってみたい、食べてみたいと感じてもらうためにはどういう仕掛けが必要でしょうか。「食べログ」のような仕掛けも有用だと思いますが、「食べログ」的なサービスがより有効に機能するのは場所と食べたい料理のジャンルがおおまかにわかっているケースではないでしょうか。「あそこで何を食べようか」という人ですから、「食べるぞ」という意志を既に持っているのです。この「食べるぞ!」という意志を持って人たちは、投資信託に置き換えると「(投資信託に)投資するぞ」という人たちに当たります。こうした人たち向けへのサービスもまだまだ進化、充実の余地は多いと思いますが、まだ「食べる」気になっていない人に新しい発見をもたらすことができないものかと私は考えています。

そこでふとあのフレーズを思い出しました。

いでよ、アイアンシェフ。

「料理の鉄人」おぼえていらっしゃいますか。

超一流のシェフが観衆の前で調理、その技、腕を競う。あの番組が人気を博したのは、鉄人と彼らに挑む一流シェフの個性を引き出す演出が凝らされていたからでしょう。

これを投資信託でも応用できないか、と。ファンドマネジャーが自らの運用についてプレゼン対決し、個性を訴えるのです。さらにその後、個人投資家や有識者と対談。何かの形で一応何らかの「勝負」をつける。この企画の実現には色々と難しい問題、制約がありそうですが、継続していると徐々に耳目を集めることができるのではないか、なんて考えています。

料理の鉄人の場合、番組に出たシェフのお店は予約が取りにくかったり、ちょっとお高かったりでそうそう試せるものでもなかったように思いますが、投資信託はすぐにでも試せます。

「投資の鉄人」実現するかな?

renny


以上のコラムを受けて私が用意した18皿目はこちら
 
「投資をはじめたきっかけ」をスープの食材として提供。

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