日本のがん死亡率で最も多いのが「胃がん」。
そんな胃がんの主因と言われているのがピロリ菌。
ただ世界の人口の半数がこの菌に感染しているが、
みんなが胃がんに感染するわけではない。それはなぜか?
ピロリ菌株の祖先と宿主の祖先の地域的な起源が異なると、
胃がんの発症率が高くなることが分かったのだとか。
※Natureダイジェストの最新刊に日本語訳あり
話をごく簡単にすると、自国で感染の場合は平気だけど、
海外で感染してしまうと、胃がんの発症率が高くなる。
そういえば「皮膚がん」でも同じような話があった。
皮膚がんでの死亡者世界一のオーストラリア。
その原因はオゾンホールの拡大だけではなかった。
- オーストラリアの贖罪/皮膚の色と紫外線(08/05/13)
人類は長い年月をかけて、住む地域の紫外線の量にあわせて、
褐色や白などの皮膚の色を手に入れ、身を守ってきた。
でも皮膚と紫外線の境界を越えた移住がはじまったことで…
どこの国へも簡単に行ける文明は手に入れたけど、
身体はついていけずに病気になってしまう。。。
太陽の寿命と共に人類が地球に住むことが難しくなるから、
究極的には宇宙へノアの箱船を飛ばすことになる。
でも地球内でこの調子では、なんとも先が思いやられるね。
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