貨幣経済の浸透が出家遁世を後押し?

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日本でモノの交換手段がコメから貨幣へ変わるのが14世紀頃。

同時期の古典では、兼好法師(1283~1352)「徒然草」に、

お金をテーマにしたエッセイが見受けられる。

貨幣経済が日本に浸透しはじめた鎌倉時代。

同じ頃、仏の道を極めるといった本来の目的ではなく、

数寄」を貫き通すための出家・遁世が立ち上がってきたような。

この時代に王朝文化に精通した人物であれば、

扇子に和歌でもしたためれば、武士に売れたのでは?

文化を売って貨幣を得て、食料を買えば生活が成り立つ。

貨幣経済なくして隠遁生活は成り立たないはず。

そしてわずらわしい人間関係からも少しは解放される。


投資や金融の研究をしたい!と大学院へ行ってみたものの、

そこに流れる欧米流の理論や思想に深く失望。

日本にこだわらなきゃいけないような切迫感に襲われちょうど3年。

あれから日本の歴史や文化についてブログに書きためてきたけど、

そろそろ経済とリンクさせていきたいなぁ、と思ってる。

というわけで「文化で読む日本経済」なるカテゴリを新設♪

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