京都を旅する

日本文化探究の旅

仙洞御所の一升石は贅沢すぎる?

1630年に後水尾上皇の御所として完成した京都御所内の仙洞御所。 仙洞とは仙人の住処のことで、天皇を退位した上皇や法皇の御所を指す。 御所そのものは焼失し、現在は小堀遠州による庭園が残されているが、手...
日本文化探究の旅

平安時代の道幅を体感できる櫛笥小路

平安京遷都直後の796年に造営がはじまった東寺。現在の京都は御所をはじめ中心が東にずれてしまっているが、東寺は創建当初と変わらぬ場所にそのまま残っている。しかし一番の見所は国宝の五重塔や金堂よりも「道...
日本文化探究の旅

伽藍と仏像の東西南北(浄瑠璃寺・法隆寺・唐招提寺)

旅立つ前に仏の東西南北の位置関係を学んだ上で、北…弥勒菩薩(兜率天浄土)南…釈迦如来(霊鷲山浄土)西…阿弥陀如来(極楽浄土)東…薬師如来(瑠璃光浄土)京都と奈良の県境近くにある浄瑠璃寺を訪ねた。 浄瑠...
日本の神様と昔話

平安時代の浄土思想ブーム。往生要集と末法思想が火をつけた。

浄土式庭園の代表例とされる平等院と浄瑠璃寺を訪ねる前の予習に、 平安時代の浄土思想について頭の整理をしている。 浄土ブームの火付け役は源信 天台宗出身の恵心僧都源信が「往生要集」を著し(985年)、 ...
食文化と美食探訪

食べログの信頼度は地域によって差があるようだ

今秋の京都旅は「食」がメインテーマだったと言える。 食べログを参考にしながら予約した下記3店で懐石料理をいただいた。 食べログ【3.90】…惜しまれながら閉店した名割烹の系譜を継ぐ店 食べログ【4.0...
日本文化探究の旅

西芳寺。花の寺から苔の寺へ。

苔寺として名高い西芳寺をようやく観賞することができた。事前に往復葉書での拝観申込みが必要でフラッと訪れることができない。しかも拝観料3,000円を支払い、写経をしてから庭園拝観という順序だ。 しかしこ...
日本の美意識

石庭こそが参拝の対象/龍安寺の御朱印

ほとんどの神社仏閣でもらえる御朱印。 もともとは写経を納めた証の受付印だったのだとか。 今では参拝した証にもらえるものになった。 だから社寺名や本尊名が記されるのが一般的だけど、 龍安寺は力強い字で中...
日本文化探究の旅

銀色プリンは誰がのせた?/銀閣寺・向月台

京都、銀閣寺の不思議な物体。 この上に座って月の出を待つ? 登ろうとしたら崩れない?? ちなみに足利義政が創建した当時はこんなものはなかったという。 江戸時代に描かれた日本の名所図会を年代順に並べると...
日本文化探究の旅

日本最古の庭池のある大覚寺

「日本最古の庭池」ってフレーズにひかれて訪れてみた。なにやらおもしろい物体が池の畔に浮かんでる。これ「観月台」ってお月見のためのもので、さっき調べたら、ここは日本三大名月観賞池らしい。(残りの2つは、...