日本の株式市場は選択肢が豊富 by ジョエル・ティリングハスト

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ピーター・リンチの弟子にあたるジョエル・ティリングハストが、
来年末に引退するそうで、こんなインタビュー動画が掲載されていた。

日本企業に対してコメントを求められ、
アクティブ投信のファンドマネージャーらしい見方だなと感じた回答。
(ティリングハストの投信は世界の割安中小型株が投資対象)

「日本の株式市場には非常に多くの企業が上場している。人口はアメリカに比べてかなり少ないのに、上場企業数はアメリカ市場に引けを取っていない。多くの上場企業の中から投資対象を選べる。」

日本はアメリカと比べて時価総額の小さい上場企業が非常に多く、
「なぜ上場を維持しているの?」とか「なぜこの段階でIPOしたの?」
と首をかしげたくなるような上場企業がゴロゴロしている。

日本に小粒なIPOが多くなったのは、
アメリカのように大企業がベンチャーを積極的に買収する慣習がないから、
上場企業をゆるゆるにしたマザーズ市場を設けたから、という事情もある。

だから日本はダメなんだという考え方はインデックス投資家の考え方。
アクティブ投資家は、日本市場は選択肢が豊富だ!と喜ぶべきなのだ。

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