私が株式投資をはじめて20年の節目に襲来したCOVID-19。
ITバブル崩壊、リーマン・ショックと2度の暴落の経験を経て、
今年3月の暴落時では積極的に投資することができた。
というか本気で投資と向き合ったのは久しぶりだったので、
結婚して5年の妻から「投資家らしいところを初めて見た」
と言われてしまうほど、めったとない貴重な投資機会だった。
株価のあまりの急回復に予定資金を使い切ることはできなかったものの、
3度目の暴落でようやくうまく立ち回ることに成功し、ここまで20年…。
投資の絶好機は人生で幾度も立ち会えるものではないから、
20代前半で投資をはじめられたのが、人生最大の幸運だったと言える。
また私の場合、なぜかはじめから投資信託が眼中になく、
ひたすら個別株投資に挑み続けたため、副産物が次々と生まれ、
今秋に掲載の日経の記事でタイトル付けしていただいたとおり、
「アクティブ投資で人生いいことだらけ」だった。
とはいえ現時点の成功を軸に、心の中で過去が整理・再評価されてしまい、
現在に向かって必然的に進んできたかのような錯覚を起こすのが人の脳というもの。
ラプラスの悪魔でもない限り、原因と結果を正確に結びつけるのは不可能だ。
そして人生をはじめ経済や社会のこれまで(現在・過去)は、
これから起きること(未来)によって、絶え間なく再評価され続ける。
ゆえに今が良いだけでこの先どうなるかは分からない。
調子に乗らずに、これからも淡々と安値を拾っていきたい。
世間が悲観に覆われた時こそ、投資を楽しむ♪ことが大切だ。
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